ガラスの靴(韓国)の出演者一覧と詳細解説
ガラスの靴メインキャスト4人の基本情報
『ガラスの靴』の中心となる4人のメインキャストを詳しく見ていきましょう。
キム・ヒョンジュ(キム・ユニ/イ・ソヌ役)
事故で記憶を失い、貧しい食堂で働く妹。父が大財閥の御曹司だったことを知らずに育ちます。交通事故による記憶喪失から始まる運命の物語の中心人物です。
キム・ジホ(キム・テヒ役)
ユニの実姉で、チェハグループの孫娘。しっかり者で責任感が強く、妹思いの性格。父の死後、妹を探し続ける決意を持った女性として描かれています。
ハン・ジェソク(チャン・ジェヒョク役)
テヒの幼なじみでチェハ通信のチーフ。実は復讐を胸に秘めてテヒに近づいた複雑な過去を持つ人物。1973年8月1日生まれの俳優で「ゴリラ」の愛称で親しまれています。
ソ・ジソブ(パク・チョルン役)
ソヌ(ユニ)を一途に愛するチンピラから身を立て直そうとする男性。1977年11月4日生まれで、元水泳選手という異色の経歴を持つ俳優です。全国大会入賞や国家代表選手にも選ばれた実力者でした。
ガラスの靴の複雑な家族関係と相関図
『ガラスの靴』の登場人物たちは複雑な家族関係で結ばれています。
チェハグループの家系図
- キム・ピルチュン(キム会長):テヒ・ユニ姉妹の祖父
- キム・ヒョンホ:テヒ・ユニの父(故人)、キム会長の息子
- キム・ソジュン:テヒ・ユニの従兄弟、レストラン社長
- キム・ヒョンジャ:ソジュンの母、キム会長の娘
血縁関係の謎と真実
14年間絶縁状態にあったキム会長と息子ヒョンホの悲劇的な再会。ヒョンホは父に病気のことを伝えられないまま交通事故で命を落とします。雪の降る日に起きたこの事故が、二人の娘の運命を大きく変えることになりました。
代理母関係と擬似家族
- スンヒの母:ソヌ(ユニ)の養母、食堂運営
- ファン・グット:スンヒの母の内縁の夫、ソヌの交通事故の加害者
- パク・キジュン:チョルンの父、キム会長の運転手
これらの人物関係が複雑に絡み合い、運命の歯車を回していく構造になっています。
ガラスの靴の脇役陣と重要な助演キャスト一覧
メインキャスト以外にも、物語を支える重要な脇役陣が多数登場します。
偽者ユニ役とその周辺
- キム・ミンソン(ウ・スンヒ役):偽者のキム・ユニとして財閥家に入り込む
- 食堂の娘として育ったが、ソヌの指輪を盗んで成り済ます悪役
チョルンの家族
- キム・ジョンファ(パク・ヨヌン役):チョルンの妹
- キム・ボッキ:チョルンの祖母
- パク・キジュン:チョルンの父で、キム会長の運転手
チェハグループ関係者
- ペク・イルソプ(キム・ピルチュン役):チェハグループ会長
- チン室長:キム会長の秘書(キム・ビョンギ)
- オ・ハニョン:ジェヒョクの部下(ソン・ヨンジュン)
ヤクザ・アンダーグラウンド関係
- イ・ギヨン(イ・インス役):ヤクザのボス
- ソン・グィヒョン:インスと敵対するヤクザのボス
- ソ・ボムシク:インスと敵対するヤクザで、チョルンを殺害した人物
この豪華な脇役陣が物語に深みと複雑さをもたらし、45%という驚異的な視聴率を支えました。
ガラスの靴キャストの意外な撮影秘話と隠されたエピソード
『ガラスの靴』には多くの知られざる秘話があります。
ソ・ジソブの異色経歴
主演のソ・ジソブは俳優になる前、11年間水泳選手として活躍していました。全国大会水泳部門で入賞し、国家代表選手にも選ばれていたという驚きの経歴を持っています。1995年にアパレルメーカー『ストーム』のモデルとしてソン・スンホンと一緒にデビューしたのが芸能界入りのきっかけでした。
驚異的な視聴率の背景
2002年の放送当時、韓国で45%、台湾で40%、ベトナムでは驚異の83%という視聴率を記録。これは「離散家庭」「交通事故」「記憶喪失」「難病」など韓国ドラマの王道要素を全て詰め込んだ構成が功を奏したとされています。
タイトルの深い意味
劇中でユニが学芸会のシンデレラ役で「ガラスの靴は硬くて痛いから履かない」と言うシーンがあります。これは従来のシンデレラ・ストーリーを否定する象徴的なセリフで、最後も王子様との結婚では終わらない構成になっています。
靴にまつわる印象的なエピソード
第1話で、ユニが父の誕生日プレゼントとして靴屋でアルバイトをして靴を贈るエピソードがあります。その後、父が交通事故で亡くなった際に、その靴を履いた足だけが布から見えているシーンは多くの視聴者の涙を誘いました。
親友との別れ
ソ・ジソブは2010年6月、デビュー以来の親友だったパク・ヨンハを失いました。葬儀で号泣し、遺影を持って早すぎる別れを惜しんだ姿が印象的でした。
ガラスの靴出演者のその後のキャリアと現在
『ガラスの靴』出演後、キャストたちはそれぞれ異なる道を歩んでいます。
ソ・ジソブのその後
2004年の『ごめん、愛してる』で大ブレイクを果たし、KBS男性優秀演技賞、人気賞、ネチズン賞、ベストカップル賞などを総なめにしました。同作品では『ミ・サ廃人』と呼ばれる熱血ファン層まで出現するほどの人気を博しました。
2005年3月から2007年4月まで兵役として麻浦区庁に公益勤務要員として配属。2009年には所属会社から独立し「51k」を設立して経営者としても活動。2020年4月7日、17歳下で元アナウンサーのチョ・ウンジョンと結婚を発表しました。
ハン・ジェソクのキャリア
『ガラスの靴』以前から『ジャズ』(1995)、『イヴのすべて』(2000)などの話題作に出演。甘いルックスで多くの女性ファンに愛される花美男俳優として確固たる地位を築きました。
2013年4月21日には『冬のソナタ』の女優パク・ソルミと結婚。二人は2010年にドラマ「巨商 金万徳」で共演し、2011年6月に交際を認めていました。
韓流ブームへの貢献
『ガラスの靴』は2002年の放送で、台湾での韓国ドラマブームの火付け役となり、日本での韓流ブーム初期の重要作品の一つとなりました。同年には『冬のソナタ』や『イヴのすべて』も放送され、韓流文化の礎を築いた記念すべき作品群の一つとして位置づけられています。
現在も多くのファンに愛され続け、配信サービスでも視聴可能な不朽の名作として語り継がれています。キャストたちのその後の活躍も含めて、韓国ドラマ史における重要な1ページを飾る作品です。