Sad Movie サッド・ムービー出演者キャスト完全ガイド
Sad Movie サッド・ムービーメインキャスト詳細
主演キャスト4人
- チョン・ウソン – ジヌ（消防士）
- 代表作：『私の頭の中の消しゴム』
- プロポーズできない不器用な消防士役
- 恋人スジョンとの関係が作品の中心軸
- イム・スジョン – スジョン（手話通訳士）
- 代表作：『箪笥』
- ニュースの同時手話通訳士
- 過去の火事で聴覚に障害を負った経験を持つ
- チャ・テヒョン – ハソク（別れさせ屋）
- 代表作：『猟奇的な彼女』『僕の、世界の中心は、君だ。』
- 恋人に別れを宣告され、”別れさせ屋”という仕事を始める
- コミカルでありながら切ない役どころ
- ソン・テヨン – スッキョン（スーパーのレジ店員）
- ハソクの恋人役
- 3年間の交際を経て別れを決意する女性
サブキャスト4人
- イ・ギウ – サンギュ（遊園地の肖像画家）
- 遊園地で似顔絵描きをしているハンサムな青年
- スウンの恋の相手となる重要な役割
- シン・ミナ – スウン（遊園地のパレード団員）
- 代表作：『甘い人生』
- スジョンの妹で聴覚障害者
- 遊園地で白雪姫の着ぐるみをかぶって働く
- ヨム・ジョンア – ジュヨン（インテリアデザイナー）
- 代表作：『ビッグ・スウィンドル！』
- 仕事に忙しく息子との時間を作れない母親
- 不治の病に冒される悲劇的な役どころ
- ヨ・ジング – フィチャン（ジュヨンの息子）
- 母親との関係に悩む少年
- 母の病気を知り心境が変化する
Sad Movie サッド・ムービー作品概要と公開情報
基本情報
- 製作年：2005年（韓国）
- 上映時間：109分
- 日本公開日：2006年11月11日
- 配給：ギャガ・コミュニケーションズ
- 監督：クォン・ジョングァン
作品の特徴
映画『Sad Movie サッド・ムービー』は、8人の男女に訪れる様々な別れの瞬間を描いた韓国発のオムニバスドラマです。4組のカップルが織り成す物語として構成されており、それぞれ異なる形の”別れ”をテーマにしています。
この作品の最大の魅力は、韓国映画界を代表する実力派俳優たちが一堂に会していることです。チョン・ウソン、チャ・テヒョン、イム・スジョンといった当時の人気スターたちの競演は大きな話題となりました。
物語の構成
4つのエピソードが並行して展開される群像劇形式を採用しており、それぞれの登場人物の人生を丁寧に描き切っているのが特徴です。恋に不器用な消防士、別れさせ屋を始めた男性、初恋に悩む聴覚障害の少女、仕事と子育ての両立に苦しむ母親など、多様な境遇の人々が登場します。
Sad Movie サッド・ムービーあらすじと4つの恋愛ストーリー
第1のストーリー：ジヌとスジョン
消防士のジヌは、恋人のスジョンに結婚を申し込もうとした日に火災現場へ向かうことになります。スジョンは過去の火事で聴覚に障害を負い、現在はニュースの同時手話通訳士として働いています。二人の関係は、ジヌの危険な職業と過去のトラウマが複雑に絡み合っています。
第2のストーリー：ハソクとスッキョン
3年間付き合ってきた恋人スッキョンに別れを切り出されたハソクは、彼女を取り戻すために”別れ屋”という奇妙な仕事を始めます。この設定は韓国映画では珍しく、コメディ要素を含みながらも切ない恋愛模様を描いています。
第3のストーリー：サンギュとスウン
スジョンの妹であるスウンは、遊園地で白雪姫の着ぐるみをかぶって働いています。聴覚障害を持つ彼女の前に現れた似顔絵描きの青年サンギュとの初恋は、純粋で美しい愛の物語として描かれています。
第4のストーリー：ジュヨンとフィチャン
インテリアデザイナーとして忙しく働くジュヨンは、息子フィチャンとの時間を十分に作れずにいました。彼女が息子への態度を改めようと決意した矢先、不治の病に冒されてしまうという母子の絆を描いた感動的なストーリーです。
Sad Movie サッド・ムービー日本での評価と影響
日本公開時の反響
2006年11月11日に日本で劇場公開された本作は、韓流ブームが最盛期を迎えていた時期と重なり、大きな話題となりました。特にチョン・ウソンの人気が高く、『私の頭の中の消しゴム』に続く主演作として注目を集めました。
作品の評価ポイント
- 演技力：韓国トップクラスの俳優陣による質の高い演技
- 脚本：4つの物語が巧妙に絡み合う構成の妙
- 演出：別れをテーマにしながらも重すぎない絶妙なバランス
- 映像美：韓国映画らしい美しい映像表現
韓国映画への影響
本作は群像劇というジャンルの可能性を示した作品としても評価されています。単独の恋愛映画では表現できない多面的な愛の形を描くことで、韓国映画の表現の幅を広げた作品として位置づけられています。
DVD・配信での展開
劇場公開後もDVD化され、現在ではフジテレビのFODなどの動画配信サービスでも視聴可能となっており、長く愛され続けている作品です。
Sad Movie サッド・ムービー出演者の代表作品と現在の活動
チョン・ウソンの代表作品
- 『私の頭の中の消しゴム』（2004年）
- 『マラソン』（2005年）
- 『ビート』（1997年）
チョン・ウソンは本作出演当時、既に韓国映画界を代表する俳優の一人でした。特に『私の頭の中の消しゴム』での演技は日本でも高く評価され、韓流スターとしての地位を確立していました。
チャ・テヒョンの活動経歴
- 『猟奇的な彼女』（2001年）
- 『僕の、世界の中心は、君だ。』（2004年）
- 『スピード・スキャンダル』（2008年）
チャ・テヒョンは、コメディからシリアスな演技まで幅広い役柄をこなす実力派俳優として知られています。本作では、コメディ要素を含みながらも切ない男性を好演しました。
シン・ミナの女優キャリア
- 『甘い人生』（2005年）
- 『悲しき恋歌』（2005年）
- 『オー！マイレディ』（2010年）
シン・ミナは聴覚障害を持つ少女役を繊細に演じ、その演技力の高さを証明しました。彼女の自然な表現力は、障害を持つキャラクターに深みを与えています。
その他出演者の活動
イム・スジョンは『箪笥』などのホラー映画でも知られる実力派女優であり、本作では手話通訳士という専門職を説得力をもって演じています。ヨム・ジョンアは『ビッグ・スウィンドル！』などのコメディ作品での活躍が印象的で、本作では母親役として新たな魅力を見せました。