キムウンスの出演作品一覧・映画ドラマ厳選解説と魅力

キムウンスは数々の韓国映画で存在感を放ってきた名バイプレイヤー。代表作には『不夜城の男』（2020）、『ハナ 奇跡の46日間』（2013）、『華麗なるリベンジ』（2016）、『悪いやつら』（2012）、『タチャ イカサマ師』（2008）などが挙げられる。
・『不夜城の男』では強烈な悪役を演じ、その迫真の演技が映画の緊張感を高めた。
・『ハナ 奇跡の46日間』ではスポーツドラマの中核を担い、実在の統一チーム監督役で深い感動に導いた。

・『華麗なるリベンジ』では法廷サスペンスの醍醐味を体現し、その演技幅に改めて注目が集まる。

近年は『ランサム 非公式作戦』（2023）でアクションジャンルにも挑戦し、熱演は観客や評論家から高評価を受けている。

ドラマにおいても彼の出演歴は多彩。『コンデインターン』（2020）は“老害上司”をコミカルかつリアルに描き大ヒット。
『漢城別曲』、『タイムスリップDr.Jin』、『セレブの誕生』、『推奴～チュノ～』、『キム課長とソ理事』、『オクニョ 運命の女』など、重厚な時代劇からラブコメ、オフィスドラマまで幅広いジャンルで高評価を得ている。

また『崖っぷちの魔女たち』（2018）は家族愛と友情をテーマにしており、キムウンスの深みある演技力が光る。

最新出演作では『星がウワサするから』や『グッドボーイ』など現代的なテーマのドラマにもチャレンジし続けている。

一般的に知名度は高くないが、映像作品ファンから熱い支持を受けるのが『カフェ・ソウル』（2009年）や『遠くの空』（2010年）。
コミカルな味付けと人間味あふれるキャラクターで“脇役の主役”と称される所以のひとつ。ドラマでは比較的地味な役柄ながら物語全体の安定感に貢献している。

『インターンは元上司!?』（2020）は、現代の職場リアルをユーモラスに描きつつ、ベテラン俳優としての魅力を余すことなく発揮する新たなキムウンス像を提案した。

演じる役によってまったく印象が変わる“カメレオン俳優”の異名もファンの間では有名。

1961年生まれ、50代以降のベテラン俳優として多数の韓国映画賞にノミネートされるなど実力は折り紙付き。
デビュー当時は舞台・演劇活動を中心にしながら映像の世界に転身し、徐々に知名度を上げた。

「キムウンス＝脇役の帝王」ともいえるほど、どんな役柄でも自分色を出しつつ主人公を引き立てるバランス感覚が最大の魅力。監督や共演者からの信頼も厚く、作品ごとに異なる顔を見せてきた。

実際、主演作だけでなく助演としても絶大な存在感を放ち、作品の質をワンランク高めている。

キムウンスの魅力のひとつは、主人公のみならず脇役・敵役、父親・上司役など様々な立場で“ストーリーテラー”としての役割を果たし、物語全体に厚みとリアリティを与えること。
彼が出演することで、主役だけでは描ききれない人間ドラマの深みやユーモアが加わり、結果として作品そのものの評価を押し上げている。

近年の音楽業界・K-POPドラマへの短編カメオ出演もファンの間では話題となり、新たなキャラクター性や意外な一面を見られることへの期待値も高い。

こうした「名脇役がいるからこそ面白い！」という説得力は、多くの韓ドラ・韓国映画ファンに支持される理由だ。