メソッド（韓国）の出演者一覧
韓国映画「メソッド」は2017年に公開された恋愛映画で、第22回釜山国際映画祭公式招待作品として注目を集めました。監督はパン・ウンジンが務め、舞台俳優の禁断の愛を描いたボーイズラブ作品として話題となった本作品には、実力派俳優陣が結集しています。
参考）https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000009285/
メソッド（韓国）主演パク・ソンウンの詳細プロフィール
パク・ソンウン（박성웅、1973年1月9日生まれ）は、本作で主人公イ・ジェハ役を演じた韓国を代表する演技派俳優です。身長187cmの長身を活かしたダイナミックな存在感で知られ、10年もの無名時代を経て成功を掴んだ苦労人として有名です。
参考）https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A1%E3%82%BD%E3%83%83%E3%83%89_(%E6%98%A0%E7%94%BB)
現在51歳のパク・ソンウンは、C-JESエンターテイメント所属で、俳優のキム・ウィソンとは6親等の親戚関係にあります。メソッド演技法を学んだベテラン俳優として、リアリティのある演技で多くの作品に出演しています。
参考）https://choyon.exblog.jp/30987727/
【代表的な出演作品】
- 新しき世界（2013年）- イ・ジュング役
参考）https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%82%AF%E3%83%BB%E3%82%BD%E3%83%B3%E3%82%A6%E3%83%B3 - 空から降る一億の星（2018年）- ユ・ジングク役
- 愛の不時着（2019年-2020年）- タクシー運転手役
- ブラッドハウンド（2023年）- キム・ミョンギル役
パク・ソンウンの演技力について、映画評論家は「一瞬にしてヨンウを本気にさせた台本読みのときの演技への切り替えシーンが驚愕」と評価しており、メソッド演技への深い理解を示しています。
参考）https://hobbitholy.com/method/
メソッド（韓国）注目の新人オ・スンフンの経歴紹介
オ・スンフン（오승훈）は、本作でヨンウ役を演じ、映画初出演ながら強烈な印象を残した俳優です。高校時代はバスケットボール界の有望株だったスポーツ選手出身で、2013年にサムスンのCMでデビューしました。
参考）https://kdramas.web.fc2.com/act/ID000439300.html
オーディションで選ばれた本作では、「やさぐれつつも妖艶で、自暴自棄なところがあるけれど自分自身に正直でありたい青年」という複雑な役柄を見事に演じ切りました。常にもの言いたげな目をしているヨンウのキャラクターはミステリアスで、孤独と隣り合わせな危うさも表現しています。
【主な出演ドラマ】
映画「怪物たち」（2018年）や舞台作品にも出演し、演技の幅を広げています。特に舞台「エクウス」への出演など、舞台経験も豊富な実力派俳優として注目されています。
参考）https://ameblo.jp/merumerumerutan0610/entry-12375876124.html
メソッド（韓国）実力派女優ユン・スンアの出演履歴
ユン・スンア（윤승아、1983年9月29日生まれ）は、本作でヒウォン役（ジェハの妻）を演じた実力派女優です。血液型B型、現在41歳で、NOAエンターテイメント所属として活動しています。
参考）https://korea.yapy.jp/actor/426/
朝鮮大学校美術纎維科卒業の学歴を持ち、在学中にソウル市内で買い物中にスカウトされて芸能界入りした経歴があります。数多くのヒット作品に出演し、特にラブコメディからシリアスドラマまで幅広いジャンルで活躍しています。
【代表的な出演作品】
- イタズラなKiss〜Playful Kiss – トッコ・ミナ役
- まるごとマイ・ラブ（2010年）- ユン・スンア役
- 抱きしめたい〜ロマンスが必要〜 – チョン・ヒジェ役
- 黄金の帝国 – チャン・ヒジュ役
ユン・スンアは本作で、メソッド演技に没頭する夫の変化に戸惑う妻という微妙な心理を繊細に表現し、物語に深みを与えています。
参考）https://mionote.hatenablog.com/entry/2025/06/14/090000
メソッド（韓国）脇役陣の豪華キャスト詳細
本作品には主要キャスト以外にも、実力派の脇役陣が多数出演しています。
【主要脇役キャスト一覧】
- リュ・デホ – ウォノ役：舞台関係者として重要な役割を担う
- キム・ボムジュン – ヨンウのマネージャー役：アイドル業界の実情を表現
- イ・ミヌン – マネージメント室長役：芸能事務所の内部事情を描く
- キ・ドヨン – チュ・ヨンチョル役：舞台演出に関わる重要人物
- カン・ジンジュ – 写真作家役：アーティストとしての視点を提供
特に注目すべきは、友情出演として参加した著名人たちです。イ・ダリョン（ミュージシャン役）やキム・ヒョンジュ（ラジオDJ役）など、実際の芸能界で活躍する人物が本人役で出演し、作品にリアリティを与えています。
これらの脇役陣は、メソッド演技という特殊な演技論をテーマにした本作において、舞台芸術界の多様な関係者を表現し、主人公たちの心理的変化をより深く描き出すための重要な役割を担っています。
メソッド（韓国）出演者たちの演技論と撮影秘話
本作品のタイトルにもなっている「メソッド演技」は、キャラクターに深く入り込む演技法として知られており、出演者たちもこの演技論を実践しました。
パク・ソンウンは作中で「自分はメソッド俳優だ」と語るシーンがあり、人物を深く理解し、感情も動作もキャラクターとシンクロさせるほど入り込む演技スタイルを披露しています。この演技法により、劇中劇「アンチェインド」での演技と現実の感情が混在する複雑な心理状態を見事に表現しました。
オ・スンフンにとって本作は映画デビュー作でしたが、壮絶なまでのリアリティーを表現し、舞台初日では「今日は完璧にシンガーを演じられそう」という台詞通りの圧倒的な演技を見せました。
【撮影時の興味深いエピソード】
- パン・ウンジン監督は「容疑者X天才数学者のアリバイ」（2013年）でも知られるヒットメーカー
- 本作の劇中劇「アンチェインド」は、愛し合っていることを確かめたくても答えが出ず、誰にも奪われないよう監禁・心中という形で愛を成就させようとする危険で歪んだ愛を描いています
- 撮影期間中、出演者たちは実際にメソッド演技法を研究し、キャラクターとの境界線を意図的に曖昧にする演技に挑戦しました
この独特な演技アプローチにより、観客は「どこまでがキャラクターの演技で、どこからが俳優の本音なのか」という疑問を抱きながら物語を追うことになり、作品の魅力的な二重構造を生み出しています。