ザ・ウイルス(韓国)出演者一覧
ザ・ウイルス主演オム・ギジュンの経歴と役作り
韓国ミュージカル界のトップスター、オム・ギジュンがイ・ミョンヒョン役で主演を務めた。1976年3月23日生まれの彼は、6年ぶりのドラマ主演となる本作で、特殊感染病危機対策班の班長という重責を演じた。
参考)https://kdramas.web.fc2.com/gtitle/377220191.html
オム・ギジュンの代表作には以下がある:
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日本公演でも話題となった「ジャック・ザ・リッパー」主演
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ミュージカル「ヘドウィグ」「若きウェルテルの悩み」
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「モンテ・クリスト」など名作舞台での主演経験
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「女の香り」「ファントム」「ドリームハイ」などドラマ出演
本作では従来の個性的なキャラクターとは180度違い、タフでストイックな男性の魅力を発揮している。ミュージカル俳優としては珍しく、日本でファンミーティングを開催し2000人以上のファンを集めた実績もある。
参考)https://korea.yapy.jp/drama/the_virus/
ザ・ウイルス医療チーム イ・ギウの感染学者役
イ・ギウはナサン病院の感染内科専門医キム・セジン役を演じている。「美男<イケメン>ラーメン店」「パスタ~恋が出来るまで~」などでキュートな魅力を見せていた彼が、本作では専門性の高い医師役に挑戦した。
キム・セジン医師の重要な役割:
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治療薬のない新種ウイルスの分析を担当
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致死率100%、感染から死亡まで3日というウイルスの正体を解明
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ワクチン開発に向けた研究を進行
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特殊感染病危機対策班との連携による感染拡大防止
劇中では医学的な専門知識を駆使しながら、未知のウイルスに立ち向かう姿が描かれており、イ・ギウの新たな演技の幅を見ることができる作品となった。
ザ・ウイルス謎のキャリア ヒョヌの複雑な役柄
「パスタ~恋が出来るまで~」「恋する国家情報局」でも知られるヒョヌは、ウイルス感染源のキム・インチョル役を演じた。この青年は火災現場で唯一生き残った人物で、自身がウイルスキャリアであることを知らずに逃亡を続ける複雑なキャラクターだ。
参考)https://www.bs11.jp/drama/sp/post-172/
キム・インチョルの設定と物語の核心:
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サラ金業者に追われる大学生という境遇
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追跡する対策チーム員を闇金業者と勘違い
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自身がウイルスキャリアであることを知らない
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逃亡を助ける謎の集団の存在
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キャリア確保が感染拡大防止の鍵となる重要人物
ヒョヌはすっきりとした美形俳優として知られているが、本作ではミステリアスで重層的なキャラクターを熱演している。彼の演技により、視聴者は単純な善悪の判断を超えた複雑な人間ドラマに引き込まれていく。
参考)https://navicon.jp/title99955/
ザ・ウイルス脇を固める実力派キャスト陣
主要キャスト以外にも、実力派俳優たちが物語を支えている:
参考)https://tv4.awbnews2.com/2013tvn/1000000119-html
特殊感染病危機対策班メンバー
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イ・ソジョン(チョン・ジウォン)- 選任チーム長として活躍
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パク・ミヌ(ポン・ソンドン)- 対策班の重要メンバー
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チョ・ヒボン(コ・スギル)- チーム長として指揮を執る
その他の重要人物
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アン・ソクファン(キム・ドジン)- 大統領秘書室長の重要な政治的役割
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オ・ヨン(チョン・ウジン)- 事件を追う新聞社社会部記者
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ユビン(イ・ジュヨン)- Wonder Girls出身でハッカー専門家役
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イ・チョルミン(カン・テシク)- 刑事として捜査に協力
特に注目すべきは、Wonder Girlsのユビンの本格的な演技挑戦である。アイドル出身でありながら、IT専門家という専門性の高い役柄を演じ、新たな才能を開花させた。
ザ・ウイルス制作陣の意外な経歴と製作秘話
本作の制作には、韓国ドラマ界の実力者たちが結集している:
参考)https://kntv.jp/program/26537/
制作スタッフの豪華な顔ぶれ
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演出:チェ・ヨンス – OCN得意の犯罪捜査ドラマのノウハウを活用
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脚本:イ・ミョンスク – 「オレのことスキでしょ。」なども手掛ける実力派
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放送局:OCN – 2013年3月1日~5月3日全10話で放送
製作における意外なポイント:
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韓国初の本格的パニック・サスペンスドラマへの挑戦
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各話50分という通常より短めの構成で集中力を維持
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アクション要素を取り入れた刑事ドラマ的な展開
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ウイルス物としての新素材に挑戦しながらも親しみやすい作り
OCNは犯罪捜査ドラマを得意とする放送局で、その強みを活かしつつ新しいジャンルに挑戦した意欲作となった。全10話という短い構成ながら、スピーディーな展開とどんでん返しで最後まで視聴者を引きつけることに成功している。
参考)https://kirikoro.exblog.jp/18713270/
制作陣は「感染症の危機対策チーム」という静的なイメージを払拭し、アクション満載の動的な作品として仕上げることで、新たな韓国ドラマの可能性を示した作品として評価されている。