THE KILLER/暗殺者(韓国)の出演者一覧
THE KILLER/暗殺者の主演チャン・ヒョクの魅力と実績
チャン・ヒョクは1976年12月20日生まれの韓国を代表するアクション俳優です。本作では引退した伝説の暗殺者バン・ウィガンを演じ、その圧巻のアクション演技で観客を魅了しています。
チャン・ヒョクは10年以上にわたりボクシングやテコンドーで肉体を鍛え抜き、ジークンドーの達人でもあります。これらの武術経験を活かして、本作ではスタントマンを使わずに全てのアクションシーンを自ら演じています。銃撃戦から斧を使った戦闘シーンまで、スタイリッシュかつ激しいアクションを披露し、観客から絶賛されています。
彼の代表作には以下があります。
- 『火山高』(2001年)- 本国動員150万人突破の大ヒット作品
- 「チュノ ~推奴~」(2010年)- 韓国アクション時代劇の傑作で主演を務める
- 『剣客』(2020年)- 本作と同じチェ・ジェフン監督との初タッグ作品
- 『狼たちの墓標』(2021年)- アクション俳優としての地位を確立
THE KILLER/暗殺者の敵役ブルース・カーンの演技力
ブルース・カーンは1968年4月19日生まれの実力派アクション俳優で、本作ではロシア人殺し屋ユーリ役を演じています。
彼の特徴的な経歴として注目すべき点。
- 7歳でテコンドー、14歳で合気道を習得し、複数の武術に精通
- 除隊後にスタントマンのオーディションを受けて映画業界入り
- サモ・ハンに見出されてスタントチームに参加
- ジャッキー・チェン主演『メダリオン』(2003年)でアクションデザイナー兼スタントマンとして活躍
本作では主人公チャン・ヒョクと互角に戦う最強の敵役として登場し、その迫力ある演技と戦闘シーンで観客に強烈な印象を残しています。香港とハリウッドでの経験を活かした国際的な演技スタイルが、作品全体のクオリティを押し上げています。
THE KILLER/暗殺者の若手注目株イ・ソヨンの演技
イ・ソヨンは2000年10月17日生まれの新進気鋭の女優で、本作では女子高生キム・ユンジ役を演じています。
彼女は多国籍ガールズグループ「公園少女」のメンバーとして活動しており、日本人、台湾人、韓国人からなるグループの一員です。アイドル活動と並行して女優業にも挑戦しており、webドラマ「Some Air」(2021年)での演技経験を積んでいます。
本作では。
- 人身売買組織に拉致される女子高生という重要な役どころを演じる
- 当初は反抗的な態度を見せるが、徐々に観客の心を掴む魅力的なキャラクターに成長
- チャン・ヒョクとの共演で存在感のある演技を披露
観客からは「ろくでもない娘かと思ってたらだんだんと可愛くなってくる」と評価されており、今後の活躍が期待される若手女優です。
THE KILLER/暗殺者の脇を固める実力派キャスト陣
本作には主演陣以外にも実力派俳優が多数出演しています:
イ・スンジュン(イ・ヨンホ刑事役)
- 1973年2月11日生まれのベテラン俳優
- TVドラマや映画、演劇など幅広い分野で活躍する名バイプレイヤー
- 『提報者 ~ES細胞捏造事件~』(2014年)、「ジキルとハイドに恋した私」(2015年)などに出演
イ・チェヨン(ヒョンス役・ウィガンの妻)
- チャン・ヒョクの妻役を演じる美しい女優
- 『狼たちの墓標』でもチャン・ヒョクと共演経験あり
- 憂いのある雰囲気で観客に強い印象を残す
バン・ウンジョン(スンヨン役)
- 人身売買に巻き込まれる少女役
- 韓国のコメディアングループ「オンアルス」のメンバー
特別出演・カメオ出演
- ソン・ヒョンジュ:銃の密売人役でカメオ出演
- チャ・テヒョン:特殊清掃屋役でカメオ出演
THE KILLER/暗殺者キャストの独自性と業界での評価
本作のキャスティングには、韓国映画界でも珍しい特徴があります。主演のチャン・ヒョクが自ら企画に参加している点が最も注目すべきポイントです。
キャスト選定の独自性:
- チャン・ヒョクは本作を「集大成」と位置付け、これまでの武術経験を最大限活用
- ブルース・カーンとの対戦は、韓国アクション界と国際アクション界の融合を象徴
- 公園少女のイ・ソヨンの起用は、K-POPアイドルの演技挑戦という新しい試み
業界での評価:
映画関係者からは「チャン・ヒョクの為の映画」「本年度ベスト級」といった高評価を獲得しています。特にアクションシーンでのスタントなしの演技は、韓国映画界でも話題となりました。
観客からは「チャンヒョクのアクションが素晴らしい」「迫力ある長めなワンカットのアクションシーンが見応えある」との評価が多数寄せられており、キャスト陣の演技力の高さが作品の成功要因として認識されています。
本作は2022年に韓国で製作され、2023年5月26日に日本でも公開されました。チェ・ジェフン監督とチャン・ヒョクの2度目のタッグ作品として、韓国と北米で同時公開を果たした話題作です。