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オールド・ボーイ(韓国)の出演者一覧と主要キャスト詳細解説

オールド・ボーイ(韓国)の出演者一覧

オールド・ボーイ(韓国)主要キャスト概要
🎭

主演:チェ・ミンシク

オ・デス役を演じる韓国映画界の重鎮。15年間の監禁生活を経た復讐者の役柄を圧倒的な演技力で表現

🌟

ヒロイン:カン・ヘジョン

ミド役として300人のオーディションを勝ち抜いた若手女優。当時22歳の新人ながら強烈な印象を残す

😈

悪役:ユ・ジテ

イ・ウジン役の謎の男。10人以上の俳優に断られた末に抜擢され、冷徹な復讐者を見事に演じ切る

オールド・ボーイ(韓国)主演キャストのプロフィール詳細

韓国映画史に残る名作「オールド・ボーイ」の主演キャストは、それぞれが独特の魅力を持つ演技派俳優たちです。

チェ・ミンシク(オ・デス役)

1962年4月27日生まれの韓国を代表する俳優の一人で、本作公開時は42歳でした。舞台俳優から映画俳優へと転身を遂げ、『ナンバー3』『シュリ』など数多くの作品で演技派俳優としての地位を確立しています。興味深いことに、チェ・ミンシクは当初イ・ウジン役を希望していましたが、パク・チャヌク監督にオ・デス役を勧められたという逸話があります。

カン・ヘジョン(ミド役)

寿司屋で働く若い女性ミド役を演じたカン・ヘジョンは、300人のオーディションを勝ち抜いて抜擢されました。当時22歳だった彼女は、近くの日本料理屋から刺身包丁を借りてきてオーディションを受け、監督たちを驚かせたという有名なエピソードがあります。実際に監督陣がその店に確認に行ったところ、話は本当だったそうです。

ユ・ジテ(イ・ウジン役)

復讐の黒幕であるイ・ウジン役を演じたユ・ジテは、本作公開時28歳でした。実はこの役の第一候補はハン・ソッキュ(『シュリ』『八月のクリスマス』)で、10人以上の俳優に断られるという難航の末、最後にシナリオを受け取ったのがユ・ジテでした。チェ・ミンシクとは実際には14歳の年齢差がありますが、これはウジンが復讐のために身も心も過去にとどまっているのを表現したかったという監督の意図があります。

オールド・ボーイ(韓国)脇役キャストと演技の見どころ

主役級の俳優陣に加えて、脇役を演じるキャストたちも物語に重要な彩りを添えています。

チ・デハン(ノ・ジュファン役)

オ・デスの学生時代の友人であり、15年後にインターネットカフェを経営しているジュファン役を演じました。彼はオ・デスの娘の誕生日の日に公衆電話でオ・デスの家族に電話をした際、オ・デスがいなくなったことに最初に気付いた人物です。物語の重要な転換点で、パソコンを使ってオ・デスとともに事件の真相を探る協力者の役割を果たします。

オ・ダルス(パク・チョルン役)

監禁部屋の管理人役として登場し、オ・デスの15年間の監禁生活に深く関わる重要な脇役です。物語の謎解きの鍵を握る人物の一人として、観客に強烈な印象を残します。

キム・ビョンオク(ハン警護室長役)

イ・ウジンの側近として登場し、復讐計画の実行に重要な役割を果たします。韓国映画界のベテラン俳優として、安定感のある演技で物語に深みを与えています。

オールド・ボーイ(韓国)女性キャストの印象的な演技

本作では女性キャストも重要な役割を担っており、それぞれが物語の核心に深く関わっています。

イ・スンシン(ヒョンジャ役)

催眠術師ヒョンジャ役を演じたイ・スンシンは、オ・デスに催眠術をかけて外の世界へ解放する重要な役割を担いました。終盤でも再登場し、物語のクライマックスに向けて重要な存在となります。この役柄は単なる脇役を超えて、オ・デスの運命を左右する神秘的な存在として描かれています。

ユン・ジンソ(イ・スア役)

イ・ウジンの姉であり、オ・デスが学生時代に出会った女性イ・スア役を演じました。彼女とイ・ウジンの関係を目撃したオ・デスによって学校中に噂が広まり、最終的にダムで自殺を図ったという過去を持ちます。この出来事がオ・デスが15年間監禁される原因となった、物語の根幹を成す重要な人物です。

パク・ミョンシン(ヨンジャ役)

特別出演として美容師ヨンジャ役を演じたパク・ミョンシンは、オ・デスが監禁された部屋に現れる謎めいた女性として登場します。彼女の演技は短いシーンながらも強烈な印象を残し、観客の記憶に深く刻まれる演技を見せました。

オールド・ボーイ(韓国)特別出演キャストと隠れた名演技

本作には特別出演として参加した俳優たちも多数おり、短い出演時間ながらも印象的な演技を見せています。

オ・グァンノク(自殺しようとする男役)

序盤で犬を抱いている男性として登場し、オ・デスにネクタイを掴まれながらも一時は救われる役を演じました。しかし、オ・デスが立ち去った後、犬と共にアパートから飛び降り自殺するという衝撃的なシーンを演じ、観客に強烈な印象を残しました。この演技は物語の重いトーンを象徴的に表現する重要な役割を果たしています。

イ・デヨン(乞食役)

冒頭でオ・デスの前に現れ、携帯電話と財布を差し出す乞食役として特別出演しました。短いシーンながらも、物語の始まりを印象的に演出する重要な存在として記憶に残ります。

イ・ヨンヒ(時計屋のおばさん役)

時計屋を営むおばさん役として登場し、オ・デスの復讐の過程で重要な情報を提供する役割を担いました。脇役ながらも物語の進行に欠かせない存在として、的確な演技を見せています。

オールド・ボーイ(韓国)声優キャストと日本語吹替版の魅力

韓国版に加えて、日本語吹替版でも豪華な声優陣が参加しており、原作の魅力を日本の観客にも届けています。

主要キャラクターの日本語声優陣

  • オ・デス役:磯部勉 – 渋い声質でチェ・ミンシクの演技を見事に表現
  • ミド役:山田里奈 – カン・ヘジョンの若々しさと情熱を声で表現
  • イ・ウジン役:関俊彦 – ユ・ジテの冷徹さと狂気を巧みに演じ分け
  • ノ・ジュファン役:石田圭祐 – 友人としての温かさと悲劇性を表現

ベテラン声優による脇役の演技

日本語版制作は「HALF H・P STUDIO」が担当し、演出は小山悟、翻訳は根本理恵が手がけました。脇役陣も小山茉美(ヒョンジャ役)、水町レイコ(イ・スア役)、中田和宏(ハン警護室長役)など、実力派声優が参加しています。

特に注目すべきは、高校時代のキャラクターたちの声優キャスティングです。高校時代のデス役に岡野浩介、高校時代のジュファン役に三宅健太、高校時代のウジン役に関俊彦(成人ウジンと同じ)を起用することで、時代を超えた物語の連続性を巧妙に表現しています。

この日本語吹替版は、韓国映画の持つ独特の雰囲気を損なうことなく、日本の観客にも理解しやすい形で作品の魅力を伝えることに成功しており、声優ファンからも高い評価を受けています。製作スタッフの丁寧な仕事ぶりが、作品全体のクオリティ向上に大きく貢献していると言えるでしょう。