オクジャokja（韓国）出演者一覧
オクジャ主演アン・ソヒョンの驚くべき抜擢背景
『オクジャ』の主人公ミジャを演じるアン・ソヒョンは、2100人以上のオーディション参加者の中から選ばれた特別な存在です。ポン・ジュノ監督は「オーディションが進む中でも、ソヒョンはつねにリストのトップにいました」と語っており、共同プロデューサーのティルダ・スウィントンも彼女の特別さを認めていました。
アン・ソヒョンの経歴。
- 3歳から演技の世界に入る
- 『オクジャ』は6本目の映画出演
- 映画「モンスター」(2013年)で映画界関係者の注目を浴びる
- イム・サンス監督の「ハウスメイド（下女）」にも出演
興味深いことに、アン・ソヒョンはタレントエージェンシーに所属しておらず、15歳となった現在も韓国在住のまま活動を続けています。この独立性も彼女の魅力の一つといえるでしょう。
オクジャ国際キャスト陣の豪華ラインナップ
『オクジャ』は韓国・アメリカ合作のNetflixオリジナル映画として、世界中から著名な俳優を集めた国際的な作品です。
主要国際キャスト一覧：
- ティルダ・スウィントン（ルーシー・ミランド／ナンシー・ミランド役）：ケンブリッジ大学卒のイギリス人女優で、ナルニア国シリーズの白い魔女役で有名
- ジェイク・ジレンホール（ジョニー・ウィルコックス博士役）：『ドニー・ダーコ』で一躍有名となったアメリカの俳優
- ポール・ダノ（ジェイ役）：『リトル・ミスサンシャイン』から『戦争と平和』まで幅広く活躍
- スティーヴン・ユァン（ケイ役）：ドラマ「ウォーキング・デッド」のグレン・リー役で知られる
- リリー・コリンズ（レッド役）：『白雪姫と鏡の女王』で注目を集めた若手女優
撮影は韓国、カナダ、アメリカにおいて英語と韓国語の2ヵ国語で行われ、まさにグローバルアドベンチャーと呼ぶにふさわしい大作となりました。
オクジャ韓国人キャスト陣の実力派俳優たち
韓国側のキャストも実力派俳優が揃っています。
韓国人主要キャスト：
- ピョン・ヒボン（ヒボン役）：ミジャの祖父役。『グエムル 漢江の怪物』にも出演した韓国映画界のベテラン俳優
- ユン・ジェムン（ムンド・パーク役）：『母なる証明』にも出演
- チェ・ウシク（キム役）：ドラマ「屋根部屋のプリンス」で知られる俳優
これらの韓国人俳優たちは、国際的な映画でありながら韓国映画らしさを保つ重要な役割を果たしており、ポン・ジュノ監督の過去作品との継続性も感じさせます。
オクジャ脇役キャストの隠れた実力者たち
主要キャスト以外にも、『オクジャ』には数多くの実力派俳優が脇役として出演しています。
注目すべき脇役キャスト：
- シャーリー・ヘンダーソン（ジェニファー役）：『アンナ・カレーニナ』で知られるイギリスの女優
- デヴォン・ボスティック（シルバー役）：海外ドラマ「The 100 / ハンドレッド」のジャスパー役で人気
- ダニエル・ヘンシュオール（ブロンド役）：ALFのメンバー役
- ジャンカルロ・エスポジート（フランク・ドーソン役）：ミランド社の幹部役
これらの脇役キャストも、それぞれが映画全体の世界観を支える重要な役割を担っており、『オクジャ』の映画としての完成度を高めています。映画界では「脇役に名優なし」という言葉もありますが、本作はまさにその逆を証明する作品といえるでしょう。
オクジャ出演者の意外な共通点と撮影秘話
『オクジャ』の出演者たちには、いくつかの興味深い共通点があります。
出演者の意外な繋がり：
まず、ティルダ・スウィントンは本作で双子役を演じており、現CEOルーシーと前CEOナンシーの一人二役を担当しています。これは彼女の演技力の幅広さを示す挑戦的な役どころでした。
また、ポール・ダノとジェイク・ジレンホールは共に『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』に出演しており、『オクジャ』での再共演となりました。
撮影での特別な体験：
アン・ソヒョンは撮影について「撮影現場にはオクジャの代わりに『人形』がいたんですが、最初にそれを見た時、ただの白い塊なんで、ちょっと…」と語っており、CGIを使った映画制作の舞台裏を垣間見せています。
スティーヴン・ユァンは韓国系アメリカ人として、韓国語と英語の両方のシーンで活躍し、文化的な橋渡し役も果たしました。
これらの出演者たちは、単に演技をするだけでなく、国際的な映画制作における文化の融合という重要な役割も担っていたのです。ポン・ジュノ監督の世界観を表現するために、各キャストが持つ独特の個性と演技力が見事に調和した結果、『オクジャ』は第70回カンヌ国際映画祭のメインコンペティション部門に出品されるほどの高い評価を獲得しました。