マルチュク青春通り(韓国)出演者一覧
マルチュク青春通り主要キャスト紹介
「マルチュク青春通り」の主要キャストは、後に韓流スターとして活躍する俳優陣が勢揃いしています。
参考)https://natalie.mu/eiga/film/143881
主演クォン・サンウ(ヒョンス役)
テレビドラマ「悲しき恋歌」「天国の階段」で注目を集めた新世代韓流スターの初主演作品です。ブルース・リーに憧れる気弱な少年ヒョンスを演じ、肉体派としての人気を決定付けました💪。劇中では体を鍛えるシーンやヌンチャクを使った華麗なアクションシーンが話題となりました。
参考)https://eiga.com/movie/1517/
イ・ジョンジン(ウシク役)
学園の番長的存在ウシクを演じる実力派俳優です。ブルース・リーのまねが得意でケンカ番長という設定で、主人公ヒョンスと友情を築きながらも複雑な関係を見せます。
参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A5%E3%82%AF%E9%9D%92%E6%98%A5%E9%80%9A%E3%82%8A
ハン・ガイン(ウンジュ役)
主人公が恋に落ちる美少女ウンジュ役を演じました。オリビア・ハッセー似の美少女という設定で、予備校に通う女子高生役です。山田里奈が日本語吹替を担当しています。
参考)https://movie.jorudan.co.jp/film/37106/
マルチュク青春通り脇役キャスト詳細
脇役陣も個性豊かな俳優たちが学園生活をリアルに描写しています。
パク・ヒョジュン(ハンバーガー/ジェボク役)
生徒たちにエロ本を売ってセコく授業料を稼ぐキャラクターを演じています。愛称「ハンバーガー」で親しまれる役どころです。
参考)https://press.moviewalker.jp/mv35250/
キム・イングォン(チクセ役)
キレると相手の頭をボールペンで刺す留年生という危険な役を演じました。暴力的な学園の象徴的なキャラクターとして重要な存在です。
その他の重要な脇役
- イ・ジョンヒョク(チャ・ジョンフン/風紀委員役):卑劣な風紀委員として番長ウシクと権力争いを繰り広げます
- ソ・ドンウォン(ソンチュン役):父親が軍の指揮官のため教師からえこひいきされる生徒役
- ペク・ポンギ(チーター役):番長グループの一員
- チェ・ジェファン(にきび役):印象的なあだ名を持つ生徒役
マルチュク青春通り家族・大人キャスト
学園ドラマを支える大人キャストも重要な役割を果たしています。
チョン・ホジン(ヒョンスの父役)
テコンドーの師範という設定で、人格者と評判だが息子を拳でしつけるという複雑な父親像を演じました。1970年代の厳格な父権社会を象徴するキャラクターです。
キム・ブソン(トッポギ屋のおばさん役)
学生たちが通う食堂の女将さん役を演じています。年増の女将という設定で、主人公に誘惑をかける場面もあります。
その他のキャスト
- チョ・ジヌン(野生馬のひとり役):他校との抗争に関わるキャラクター
マルチュク青春通り日本語吹替キャスト情報
日本公開時には豪華声優陣による吹替版も制作されました。
主要キャラクターの日本語声優
- ヒョンス(クォン・サンウ):真殿光昭
- ウンジュ(ハン・ガイン):山田里奈
- ウシク(イ・ジョンジン):三木眞一郎
これらの実力派声優陣により、韓国映画の魅力が日本の観客にも十分に伝わる仕上がりとなっています🎬。特に真殿光昭によるヒョンスの繊細な演技表現は、原作の魅力を損なうことなく日本語で表現されています。
マルチュク青春通り制作陣と意外なエピソード
「マルチュク青春通り」の制作には多くの興味深いエピソードがあります。
監督ユ・ハの自伝的要素
詩人としても知られるユ・ハ監督の自伝的体験談を元に映画の脚本が作られました。これにより、1978年の軍事政権下という時代背景がリアルに描写されています。
原題の意味
韓国での原題は「말죽거리 잔혹사」で、直訳すると「マルチュク通り残酷史」となります。日本公開時のタイトル「マルチュク青春通り」とは異なるニュアンスを持っています。
参考)https://www.wowkorea.jp/profile/video/1564.html
興行成績の記録
韓国では350万人を超える動員を果たし、「ブラザーフッド」に次ぐ年間興行成績第2位を記録しました。これは当時の韓国映画界において非常に優秀な成績でした📊。
撮影時の工夫
1970年代の雰囲気を再現するため、当時のファッションや音楽にこだわった演出が施されました。特にヒット曲『フィーリング』の使用は、ノスタルジーを刺激する効果的な演出となっています🎵。
国際的な評価
2004年の韓国製作ながら、日本では2005年7月16日に劇場公開され、PG-12指定での上映となりました。東京テアトルとギャガ・コミュニケーションズによる配給で、韓流ブーム真っ只中での公開となりました。
この作品は単なる学園ドラマを超えて、軍事政権下という特殊な時代背景の中で青春を過ごした世代の記録として、韓国映画史に残る重要な作品となっています。出演者たちもその後のキャリアにおいて、この作品での経験が大きな糧となったことでしょう✨。