マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~出演者詳細
マイ・ディア・ミスター主演イ・ソンギュンの魅力と代表作
イ・ソンギュン(이성균)は1975年3月2日生まれの韓国の実力派俳優として、数多くのヒット作品に出演してきました。
参考)https://www.tvq.co.jp/drama/mydearmister/cast/
主な代表作品
- 『コーヒープリンス1号店』(2007年)- カフェオーナー役
- 『今週妻が浮気します』(2016年)- 主人公の夫役
- 『ミス・コリア』(2013年)- ドラマ講師役
- 『検事内伝』(2020年)- 検察官役
本作品でパク・ドンフン役を演じたイ・ソンギュンは、建設会社の安全診断チーム部長として、温厚で真面目な中年男性を見事に表現しました。45歳という設定の役柄において、自分の意見をなかなか言えず平穏を好む性格の男性を、繊細な演技力で魅力的に描き出しています。
参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%BB%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%A2%E3%83%BB%E3%83%9F%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%80%9C%E7%A7%81%E3%81%AE%E3%81%8A%E3%81%98%E3%81%95%E3%82%93%E3%80%9C
イ・ソンギュンの演技の特徴として、内面の複雑さを表情や仕草で巧みに表現する能力があげられます。三人兄弟の中間子として家族を支えながらも、夫婦関係に悩みを抱える複雑な役柄を、観る者の心に響く演技で演じ切りました。
マイ・ディア・ミスターでIUが見せた演技力と成長
IU(아이유)は本名イ・ジウン(이지은)として1993年5月16日生まれのアーティスト兼女優です。歌手としても絶大な人気を誇るIUが、本格的な演技に挑戦した代表作の一つがこの作品です。
IUの主要出演ドラマ
- 『キレイな男』(2013年)- 初期の演技作品
- 『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜』(2016年)- 時代劇への挑戦
- 『ホテルデルーナ〜月明かりの恋人〜』(2019年)- 演技力が評価された代表作
本作でイ・ジアン役を演じたIUは、21歳の契約社員として、母親が残した膨大な借金を返すために必死に働く役柄を担いました。不愛想で無表情な外見の裏に隠された複雑な感情を、繊細かつ力強い演技で表現し、多くの視聴者の心を掴みました。
特に注目すべきは、IUが「2018 APAN STAR AWARDS」で最優秀演技賞を受賞したことです。歌手としてのキャリアから女優としての地位を確立する重要な作品となり、演技の幅を大きく広げる転機となりました。
参考)https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000009360/
ジアンという役柄は、聴覚障害のある祖母と二人で暮らし、社内でも浮いた存在として描かれています。IUはこの複雑な境遇にある若い女性の心理を丁寧に表現し、視聴者に深い印象を残しました。
マイ・ディア・ミスター脇を固める実力派男性俳優陣
チャン・ギヨン(장기용) – イ・グァンイル役
1992年8月7日生まれのチャン・ギヨンは、取り立て屋グァンイル役で存在感を発揮しました。父親をある事件で殺されたことでジアンに執拗につきまとう複雑な役柄を演じています。
参考)https://kdramas.web.fc2.com/gtitle/459967180.html
主な出演作品。
- 『ゴー・バック夫婦』(2017年)
- 『ここに来て抱きしめて』(2018年)
- 『キル・イット〜巡り会うふたり〜』(2019年)
- 『恋愛ワードを入力してください〜Search WWW〜』(2019年)
チャン・ギヨンも「2018 APAN STAR AWARDS」で新人賞を受賞し、本作での演技が高く評価されました。
キム・ヨンミン(김영민) – ト・ジュニョン役
1971年11月5日生まれのキム・ヨンミンは、建設会社の代表として登場します。ドンフンの大学先輩でありユニの同級生という設定で、ドンフンを目の敵にしジアンを使って陥れようとする悪役を演じています。
代表出演作。
- 『夫婦の世界』(2020年)
- 『ファンタスティック〜君がくれた奇跡〜』(2016年)
- 『愛の不時着』(2019年)
パク・ホサン(박호산) – パク・サンフン役
パク家の長男サンフンを演じるパク・ホサンは、長年勤めていた会社をクビになり妻と別居中の無職として実家にいる設定です。清掃業者として働きながらも家族への愛情を示す複雑な役柄を見事に表現しました。
ソン・セビョク(손석구) – パク・ギフン役
パク家の三男ギフン役を演じるソン・セビョクは、かつて天才と呼ばれ期待されていた映画監督でしたが、デビュー作が失敗に終わった過去を持つ役柄です。現在は清掃業者として働く元映画監督という設定が印象的でした。
マイ・ディア・ミスター女性キャストの多彩な魅力
イ・ジア(이지아) – カン・ユニ役
1978年8月6日生まれのイ・ジアは、ドンフンの妻で敏腕弁護士ユニ役を演じました。表向きは家庭円満に見せているものの、実は不倫中という複雑な女性を演じています。
代表出演作。
- 『太王四神記』(2007年)
- 『ATHENA-アテナ-』(2010年)
- 『私だけに見える探偵』(2017年)
- 『ペントハウス』(2020年)
ユニは実家の家族や仲間を優先するドンフンに不満を持つという設定で、現代女性の複雑な心境を巧みに表現しました。
コ・ドゥシム(고두심) – ピョン・ヨスン役
ドンフンの母親ヨスン役を演じるコ・ドゥシムは、韓国ドラマ界のベテラン女優として知られています。息子たちの将来を心配する母親の心境を温かく演じ、ドラマ全体に安定感をもたらしました。
チョン・ヨンジュ(전영주) – チョ・エリョン役
長男サンフンの妻エリョン役を演じるチョン・ヨンジュは、夫の失業と別居という状況の中での妻の立場を繊細に表現しました。
ソン・スク(손숙) – イ・ボンエ役
ジアンの祖母ボンエ役を演じるソン・スクは、聴覚障害を持つ高齢女性として、孫娘への深い愛情を表現しました。言葉を交わすことが困難な状況でも、心の通い合いを見事に演じています。
マイ・ディア・ミスター制作陣と撮影秘話
本作品は「シグナル」と「ミセン-未生-」の演出家が手がけたウェルメイドドラマとして話題を集めました。制作はSTUDIO DRAGON CORPORATIONが担当し、原作・制作はキム・ウォンソクとパク・ヘヨンが手がけています。
参考)https://www.oricon.co.jp/special/65248/
視聴率と評価
- 右肩上がりの視聴率で地上波を含む全てのチャンネルで同時間帯1位を記録
- 現代社会で希薄になりつつある人々の温かい繋がりを描いたヒーリングストーリーとして高い評価
- 全16話構成で2018年に韓国で放送開始
撮影においては、主演のイ・ソンギュンとIUの息の合った演技が話題となりました。特に年齢差のある二人の微妙な関係性を描くにあたって、両者の演技力が光る場面が多く見られます。
ドラマのテーマである「現代社会における人間関係の温かさ」を表現するため、細部にわたる演出にこだわりが見られました。建設現場や家庭でのシーンなど、リアルな生活感を重視した撮影が行われ、視聴者の共感を呼ぶ作品となっています。
本作品は日本でも高い人気を獲得し、BS11、テレビ大阪、BSフジなど複数の放送局で放送されており、韓国ドラマファンから絶大な支持を受けています。
参考)https://www.tv-osaka.co.jp/ip4/asi/mydearmister/cast.html
キャスト陣の中でも特に印象的なのは、パク・ヘジュンが演じる僧侶ギョムドク(ユン・サンウォン)というドンフンの友人役で、物語に深みを与える重要な脇役として機能しています。また、オ・ナラが演じる酒場の主人チョン・ジョンヒなど、ドンフンらの友人として登場する人物たちも、物語全体の温かい雰囲気作りに貢献しています。