キング〜Two Hearts韓国ドラマ出演者一覧
キング〜Two Hearts主演キャストの魅力的な役どころ
このドラマの最大の魅力は、イ・スンギとハ・ジウォンという韓国を代表するトップスターによる息の合った演技です。イ・スンギが演じるイ・ジェハは、大韓民国国王の弟で序列2位の王子でありながら、国や王座には無関心で自由気ままに暮らす遊び人という設定。一方、ハ・ジウォンが演じるキム・ハンアは、北朝鮮の特殊部隊教官で、伝説の魔女教官と呼ばれる最強の女性将校という正反対のキャラクターです。
主要キャスト詳細
- イ・スンギ(イ・ジェハ役):IQ187の天才でありながら、無神経でちゃらちゃらした性格の王子
- ハ・ジウォン(キム・ハンア役):北朝鮮最高の特殊部隊女教官で、WOC北朝鮮代表
- イ・ユンジ(イ・ジェシン役):王室の末娘で、ジェハの妹にあたる王女
- チョ・ジョンソク(ウン・シギョン役):王室近衛中隊長を務める堅物の男性
キング〜Two Hearts王室メンバーと重要な登場人物
ドラマの核となる王室メンバーは、複雑な人間関係と政治的な思惑が絡み合います。イ・ソンミンが演じる第3代大韓民国国王イ・ジェガンは、朝鮮半島の統一と平和を夢見る理想主義者で、ジェハとハンアの結婚に世間が沸く中、静養先で暗殺されるという衝撃的な展開を迎えます。
王室関係者キャスト
- イ・ソンミン(イ・ジェガン役):第3代大韓民国国王、ジェハの兄
- ユン・ヨジョン(パン・ヨンソン役):ジェハたち3兄妹の母親にあたる大妃
- イ・スンジェ(ウン・ギュテ役):王室秘書室長で、シギョンの父親
特に注目すべきは、王室の末っ子であるジェシン王女とシギョン中隊長の恋愛関係です。歌が好きで自由気ままにクラブで歌ったりしていたジェシンが、兄が滞在するはずの別荘で捕まり、下半身不随になってしまう悲劇的な展開から、護衛のシギョンとの純愛が描かれます。
キング〜Two Hearts悪役クラブMと北朝鮮側キャスト
このドラマの緊張感を高める最大の要素は、ユン・ジェムンが演じる謎の巨大組織「クラブM」の会長キム・ボング(ジョン・マイヤー)の存在です。お金で世界を動かし、幼い頃からジェハたちに危害を加え続ける諸悪の根源として、もう一人の主役とも言える重要な悪役を演じています。
北朝鮮・悪役サイドキャスト
- ユン・ジェムン(キム・ボング役):持ち株会社クラブM議会社長、王室を狙う黒幕
- イ・ドギョン(キム・ナムイル役):ハンアの父で戦略部次長、北朝鮮エリート
- チョン・マンシク(リ・ガンソク役):WOC南北チーム朝鮮人民軍護衛司令部指導員
- クォン・ヒョンサン(ヨム・ドンハ役):WOC南北チーム7師団調査偵察局作戦部
ハンアの父であるナムイルは、北朝鮮の戦略部次長という重要な地位にあり、娘の恋愛と政治的思惑の板挟みになる複雑な立場を演じています。また、WOCでハンアと共に参加する北朝鮮側の軍人たちも、それぞれ個性的なキャラクターで物語を支えています。
キング〜Two Hearts WOC世界将校大会参加者の群像劇
16ヶ国の将校が集まって親善技量を競う世界将校大会(WOC)は、南北の出会いの舞台となる重要な設定です。この大会に参加する南北合同チームのメンバーたちが織りなす群像劇も見どころの一つです。
北朝鮮側では、ハンアが3位に入賞すれば党が結婚の世話をするという条件で参加を決める一方、韓国側ではジェハが王室から出て無一文の平民になるか選べという王室委員会の要求で嫌々参加することになります。この対照的な参加動機が、二人の関係性に深みを与えています。
WOC参加メンバーの特徴
- 南北が初めて合同チームを結成する歴史的な大会
- 訓練期間中は同じ施設で生活を共にする設定
- 政治的な思惑を超えた人間的な交流が描かれる
- 各国の将校との国際的な交流も描写
この世界将校大会の設定により、本来なら出会うはずのない南北の軍人たちが、政治的な枠組みを超えて個人的な関係を築いていく様子が丁寧に描かれています。
キング〜Two Hearts出演者の意外なエピソードと制作秘話
このドラマには一般的には知られていない興味深い制作エピソードがあります。まず、ハ・ジウォンの美しい韓服姿がオンエア当時にネットニュースで話題になったことです。「キング~Two Hearts」がオンエアされた時、ハンアの美しい韓服姿も多くの視聴者の注目を集めました。
また、脇役として注目すべきは、ソン・ジュンギがカメオ出演していることです。1話の初めの方でチラッと登場し、ファンの間では話題となりました。さらに、イ・グァンスとのブロマンス的な関係性も描かれており、細かな演出にもこだわりが見られます。
制作に関する興味深い事実
- MBC 2012年3月21日~5月24日に全20話で放送
- 演出はイ・ジェギュ、チョン・デユンが担当
- 脚本はホン・ジナが執筆
- 韓国での最終回視聴率は11.8%
子役キャストにも注目が集まり、特にジェガンの子供時代を演じたパク・コンテくんの演技が印象的でした。また、ユン・ジェムンは悪役の印象が強い俳優ですが、実際の人柄は全く異なるというギャップも話題になりました。
さらに、このドラマは「もし韓国に王室が存続していたら」という仮想設定を採用しており、現代の朝鮮半島情勢を背景にしながらも、ファンタジー要素を巧みに織り交ぜた斬新な作品として評価されています。国境と身分を越えた究極の愛を描く仮想王室ラブコメディとして、多くの視聴者に愛され続けています。