ガール・コップス（韓国）出演者一覧
ガール・コップス（韓国）主演女優の魅力的なキャラクター
ラ・ミラン（パク・ミヨン役）は、元女性刑事機動隊11期の伝説的な存在として描かれています。現在はソンサン警察署総合相談窓口に勤務し、無職の夫と息子を支える働く母親という現実的な設定が印象的です。ラ・ミランは30歳で映画デビューした遅咲きの女優でありながら、その圧倒的な存在感で韓国映画界に確固たる地位を築いています。
イ・ソンギョン（チョ・ジヘ役）は、問題を起こして総合相談窓口に異動となった熱血刑事を演じています。ミヨンの義妹という設定で、二人は家庭でも職場でも衝突を繰り返します。イ・ソンギョンは「レッスル！」で知られる若手女優で、本作でアクションからコメディまで幅広い演技を披露しました。
撮影においては、イ・ソンギョンが女優生活5年目のスランプを経験していた時期だったと明かしており、「ラ・ミラン先輩のおかげで乗り越えることができた」と語っています。二人の息の合った演技は、現実の信頼関係からも生まれていることが分かります。
ガール・コップス（韓国）助演キャストの豊富な経歴
チェ・スヨン（少女時代）は、ヤン・ジョンミ役で元国家情報院という設定のハッカー顔負けの能力を持つキャラクターを演じています。スヨンは「今までやったことのないキャラクター」と語り、チャンミ役への愛着を示しました。撮影後にドラマの撮影を行った際、「その口調にすごく慣れていて、早く変えなくちゃと思いました」とコメントするほど、役にのめり込んでいました。
ユン・サンヒョン（チョ・ジチョル役）は、ミヨンの無職の夫を演じ、適度なコミカルさで作品に彩りを添えています。彼の登場シーンは短いながらも、絶妙なタイミングでの出演が話題となりました。
ヨム・ヘランは総合相談窓口室長として、元女性刑事機動隊3期という経歴を持つ上司役を熱演。当初は厳しい上司として描かれていますが、終盤では頼もしい味方となる展開が印象的です。
ガール・コップス（韓国）豪華カメオ出演陣の撮影エピソード
本作最大の話題となったのが、ハ・ジョンウのカメオ出演です。モーテルの主人役として登場し、その自然体の演技が大きな話題となりました。ラ・ミランは「最初から遠慮ないほどに、とても面白いシーンになった。ハ・ジョンウ氏が出てきただけで笑わせる」と絶賛しています。
興味深いのは、ハ・ジョンウの現場での姿勢です。「現場ではゲームばかりしていたようだが、出番が終わって2秒もしないうちにゲームに集中している姿を見て、やはりプロという気がした」とラ・ミランが語っており、プロ意識の高さがしのばれます。
ソン・ドンイルは強力3チームのチーム長として特別出演し、アン・ジェホンはクラブ「ハッピーバルーン」のボス役で友情出演しています。これらのカメオ出演は、製作会社代表との親交やラ・ミランとの友情、チョン・ダウォン監督の人脈から実現したものです。
ガール・コップス（韓国）脇役キャストの隠れた実力
ウィ・ハジュンはデジタル犯罪組織のリーダー、ウジュン役で悪役を熱演しています。後に「イカゲーム」で人気急上昇となる彼の怪演が、本作でも光っています。犯罪グループのリーダーとして、女性を食い物にする卑劣な敵役を巧みに演じ分けました。
チュ・ウジェ（フィリップ役）、カン・ホンソク（ヨンソク役）、キム・ドワン（チャンヨン役）らは犯罪組織のメンバーとして、物語に緊張感をもたらしています。彼らの存在により、コメディタッチでありながらも社会派テーマがしっかりと描かれています。
警察署の同僚刑事として、ハン・スヒョン（クァク刑事）、チョン・ソクホ（オ刑事）、チョ・ビョンギュ（新米刑事）が強力3チームのメンバーを演じています。彼らの存在により、警察組織内部の現実的な描写が可能となっています。
ガール・コップス（韓国）出演者たちの意外なつながりと評価
本作の興行成績は韓国で100万人を突破し、累積観客数108万4403人を記録する大ヒットとなりました。特に注目すべきは、2019年公開の韓国アクション・コメディ映画として、デジタル性犯罪という重いテーマを扱いながらも娯楽性を失わなかった点です。
ラ・ミランの初主演映画として話題となった本作は、彼女の代表作のひとつとなっています。「ラ・ミランがすれば違う」という評価を受け、彼女の演技力の高さが改めて証明されました。
映画には『応答せよ1988』の出演者が多数登場していることでも話題となりました。ハ・ジョンウ、アン・ジェホン、ソン・ドンイルという1988年組の友情出演が実現し、ファンにとって嬉しいサプライズとなっています。
スヨンにとっては「少女時代のイメージを脱ぎ捨てる」挑戦的な役柄でした。彼女は「機会があればまた集まりたい」と少女時代への愛着も示しながら、女優としての新たな可能性を模索している姿勢が印象的でした。
イ・ソンギョンは本作でのカメオ出演について「大先輩が私達の映画を支援していただき感謝している。短くても生の呼吸を合わせることができて光栄だった」と語っており、若手女優としての謙虚な姿勢と成長への意欲を見せています。
本作は単なるアクション・コメディを超えて、女性警官の立場の弱さや男女格差といった社会問題にも鋭く切り込んでいます。出演者たちの熱演により、笑いの中にも深いメッセージが込められた作品として、韓国映画の新たな可能性を示した意義深い作品となっています。