エクストリーム・ジョブ(韓国)の出演者一覧
エクストリーム・ジョブ主演キャスト詳細プロフィール
2019年公開の韓国映画「エクストリーム・ジョブ」は、韓国映画史上最高興行収入を記録した記念すべき作品です。この大ヒット作品の成功を支えたのは、演技派俳優たちによる絶妙なアンサンブルキャストでした。
主演:リュ・スンリョン(コ・サンギ班長役) 👤
麻薬捜査班の班長であり、チキン店の店長も兼任する役どころを演じました。リュ・スンリョンは演劇出身で、2004年『小さな恋のステップ』で映画デビューを果たしています。2013年には映画『7番房の奇跡』で大鐘賞男優主演賞を受賞した実力派俳優として知られています。
イ・ハニ(チャン・ヨンス刑事役) 💪
麻薬捜査班の紅一点で、チキン店ではホールマネージャーを担当します。ムエタイの元チャンピオンという設定で、怖いもの知らずの性格を見事に演じました。イ・ハニは『操作された都市』や『沈黙、愛』などの作品でも知られる多彩な演技力を持つ女優です。
チン・ソンギュ(マ・ポンパル刑事役) 🍖
絶対味覚を持つ設定で、実家の焼き肉屋のタレを応用した「水原カルビ味チキン」を開発する役柄を演じました。元柔道韓国代表選手という経歴も持つキャラクターです。チン・ソンギュは『パーフェクト・バディ 最後の約束』や『犯罪都市』などの作品に出演している演技派俳優です。
エクストリーム・ジョブ脇役キャストと隠れた実力者たち
イ・ドンフィ(キム・ヨンホ刑事役) 🎯
麻薬捜査班で最も常識的で冷静な人物を演じました。元韓国海軍特殊部隊所属という設定で、「人を殺した」との噂がある謎めいたキャラクターとして描かれています。チキン店の営業に夢中になる仲間たちに現実を気づかせるツッコミ役も担っています。
コンミョン(キム・ジェフン刑事役) ⚾
5urpriseのメンバーでもあるコンミョンが、麻薬捜査班の最若手を演じました。真面目だが極端に熱血で単純な性格のキャラクターで、高校時代は野球部に所属していたという設定です。チキン店を買い取って営業するという提案をした張本人でもあります。
実はコンミョンは本作が映画初主演となる記念すべき作品でした。アイドルグループ出身でありながら、ベテラン俳優陣に負けない存在感を発揮し、演技力の高さを証明しました。
エクストリーム・ジョブ警察署関係者と組織の人々
キム・ウィソン(署長役) 👔
警察署の署長で、麻薬捜査班を編成した人物です。失敗ばかりの捜査班を叱ってばかりいますが、内心では彼らの活躍を期待している複雑な立場のキャラクターを演じました。キム・ウィソンは普段悪役を演じることが多い俳優のため、観客からは最後まで何か企んでいるのではないかと勘繰られる存在でした。
ソン・ヨンギュ(チェ課長役) 📊
警察署内のエース刑事で、先輩のコ班長よりも先に課長へと昇進した人物です。一見、コ班長や麻薬捜査班をバカにしているように見えますが、実は内心では麻薬捜査班の解体危機を察し、コ班長に犯罪組織の新情報を教えるなど気にかけている優しさも持っています。
シン・ハギュン(イ・ムベ役) 🔫
悪役として登場する重要な脇役キャストです。シン・ハギュンは『7号室』や『高地戦』などの話題作に出演している実力派俳優で、本作でも存在感のある演技を見せました。
エクストリーム・ジョブ日本語吹替版声優キャスト一覧
日本での劇場公開時には、豪華な日本語吹替版も制作されました。主要キャストの日本語吹替を担当した声優陣をご紹介します 🎤。
- コ・サンギ班長:白熊寛嗣
- チャン・ヨンス刑事:木村涼香
- マ・ポンパル刑事:内野孝聡
- キム・ヨンホ刑事:濱野大輝
- キム・ジェフン刑事:清水健佑
日本語吹替版では、それぞれのキャラクターの個性を活かした声優キャスティングが行われ、韓国語版とは異なる魅力を楽しむことができます。特に白熊寛嗣によるリュ・スンリョンの吹替は、原作の温厚で真面目な班長の性格を見事に表現していると評価されています。
エクストリーム・ジョブキャスト陣の意外な共通点と裏話
実は「エクストリーム・ジョブ」の主要キャスト陣には、いくつかの興味深い共通点があります 🔍。
スポーツ経験者の集結
劇中でキャラクター設定として描かれているスポーツ経験ですが、実際のキャスト陣も多くがスポーツ経験者です。チン・ソンギュ演じるマ・ポンパルは元柔道韓国代表という設定で、イ・ハニのチャン・ヨンスはムエタイ元チャンピオン、コンミョンのキム・ジェフンは元野球部という設定です。
演技派俳優の饗宴
主演のリュ・スンリョンをはじめ、イ・ハニ、チン・ソンギュ、シン・ハギュンなど、韓国映画界を代表する演技派俳優が一堂に会した贅沢なキャスティングとなっています。特にリュ・スンリョンは『王になった男』や『7番房の奇跡』などの代表作を持つ実力派として知られています。
チキン店経営の特訓
撮影前には実際にキャスト陣がチキン店での作業を体験し、リアルな店員の動きを習得したという裏話もあります。特にチン・ソンギュは劇中で絶対味覚を持つ厨房長を演じるため、実際の料理の腕前も磨いたそうです。
監督イ・ビョンホンとの信頼関係
本作を手がけた監督イ・ビョンホンは、キャスト陣との信頼関係を重視し、それぞれの俳優の個性を最大限に活かす演出を心がけました。その結果、韓国映画史上最高興行収入1,600万人動員という記録的な大ヒットを記録することができました。
映画の成功は、単なるコメディ映画としての面白さだけでなく、キャスト陣の絶妙なケミストリーと、それぞれが持つ演技力の高さによるものと言えるでしょう。リュ・スンリョンの温厚さ、イ・ハニの迫力、チン・ソンギュのコミカルさ、そして若手コンミョンの初々しさが絶妙にバランスを取り、観客に愛される作品となりました。