イ・サン（韓国）出演者一覧
イ・サン（韓国）の主要キャスト一覧
韓国時代劇の金字塔『イ・サン』は、77話という長編作品にふさわしい豪華キャスト陣で構成されています。朝鮮王朝第22代王・正祖（イ・サン）を演じるイ・ソジンを筆頭に、実力派俳優たちが織りなす人間ドラマが最大の魅力となっています。
主要キャスト一覧。
- イ・サン役：イ・ソジン（1971年1月30日生まれ）
朝鮮王朝第22代王・正祖。ニューヨーク大学経営学科卒業で英語も堪能
- ソン・ソンヨン役：ハン・ジミン（1982年11月5日生まれ）
図画署の茶母。2025年2月からは主演ドラマ「わたしの完璧な秘書」がLeminoで配信
- パク・テス役：イ・ジョンス（1976年10月21日生まれ）
イ・サンの護衛官。95年MBC公開採用第25期タレント出身
- 英祖（ヨンジョ）役：イ・スンジェ（1935年10月10日生まれ）
イ・サンの祖父で朝鮮王朝第21代王。2024年KBS演技大賞で歴代最高齢大賞受賞
イ・サン（韓国）の悪役キャスト魅力
『イ・サン』の物語を引き立てるのは、魅力的な悪役キャスト陣です。特に貞純王妃（チョンスン）を演じるキム・ヨジンは、10代で英祖の正室となりながらも、裏で陰謀を巡らせる複雑な役柄を見事に演じています。
主要悪役キャスト。
- 貞純王妃（チョンスン）役：キム・ヨジン
英祖の正室。「梨泰院クラス」「ヴィンチェンツォ」にも出演
- チェ・ソクチュ役：チョ・ギョンファン
老論派をまとめる存在。2012年10月に67歳で逝去
- ファワン役：ソン・ヒョナ
イ・サンの叔母でミスコリア出身。実の兄との確執を描く
- チョン・フギョム役：チョ・ヨヌ
ファワンの養子でモデル出身俳優。多様な役柄を演じ分ける演技派
興味深いのは、ソン・ヒョナがミスコリア出身でありながら、宮廷の陰謀を巡らせる冷酷な役柄を演じている点です。その美貌と演技力のギャップが、視聴者に強い印象を残しています。
イ・サン（韓国）のキャスティング秘話と監督の選考理由
『イ・サン』の演出を担当したイ・ビョンフン監督は、「時代劇の巨匠」として知られ、キャスティングにおいても独特のこだわりを持っていました。
イ・ソジンの起用理由について、監督は「ドラマで変化を見せることができる顔だったから」と明かしています。さらに「女性視聴者が好むような凄い美男でないほうがいい」として、多様性を持つイ・ソジンこそが適役と確信していたのです。
ハン・ジミンの選出過程も興味深く、監督は華麗で強烈なイメージよりも「純粋なイメージの女優」を探し続けた結果、ハン・ジミンを選んだといいます。「30代以上の女性たちの支持を受けられる」と判断した狙いは見事に的中しました。
監督の人物観察力の鋭さが伺える逸話として、タイトルを「正祖」ではなく「イ・サン」にした理由も「人間としての正祖を描きたかった」からだと語っています。
イ・サン（韓国）の女性キャスト注目ポイント
『イ・サン』の女性キャストたちは、それぞれが個性的な魅力を持っています。特にパク・ウネが演じるヒョイ嬪宮（ピングン）は、イ・サンの正室として優しい性格を見せる一方で、実生活では2011年に双子を出産し、2014年から本格復帰という意外な一面も持っています。
注目すべき女性キャスト。
- 恵嬪（ヘビン）役：キョン・ミリ（1964年9月19日生まれ）
イ・サンの母親。「宮廷女官チャングムの誓い」では悪役を演じ印象的
- ヒョイ嬪宮（ピングン）役：パク・ウネ
イ・サンの正室。双子の母という意外な一面も
キョン・ミリは2024年2月に孫が誕生するなど、プライベートでは幸せな家庭を築いています。清楚な雰囲気のパク・ウネも実は「韓国芸能界No.1の大食い」として知られるなど、役柄とは異なる意外な魅力を持っています。
また、ハン・ジミンについても興味深い情報があります。実在の人物ソン・ソンヨンは歴史的記録が少なく「ナゾ多き魔性の女」だったという説もありますが、ドラマでは純粋で慈悲深い女性として描かれています。
イ・サン（韓国）の子役キャストのその後の活動
『イ・サン』では幼少期のイ・サンを描くシーンも重要な要素となっており、子役キャストたちの演技も話題となりました。特に興味深いのは、英祖を演じたイ・スンジェが「トンイ」では子供として登場していた設定で、今作では祖父として登場している点です。
子役時代から現在までの変化。
- 幼少期のイ・サンを演じた子役たちは、その後も時代劇で活躍
- 「トンイ」との世代を超えた繋がりが話題
- 77話という長編作品で、成長過程を丁寧に描写
イ・スンジェは1935年生まれの大ベテランで、2024年のKBS演技大賞では歴代最高齢で大賞を受賞という偉業を達成しています。56年にKBSの前身である大韓放送でテレビデビューし、「ホジュン～宮廷医官への道～」や「馬医」など数多くの時代劇で重要な役どころを演じ続けています。
物語の中では厳格な祖父として描かれていますが、実際のイ・スンジェは温厚な性格で知られており、後輩俳優たちからも慕われています。
『イ・サン』のキャスト陣は、主演から脇役まで全ての俳優が役柄に真摯に向き合い、15年以上経った現在でも色褪せない名演を披露しています。特に最高視聴率35.5%を記録した社会現象級の人気は、優れたキャスティングあってこその結果といえるでしょう。
また、キャスト同士の実際の交流も深く、撮影現場では和やかな雰囲気だったというエピソードも多く残されており、その良好な関係性が画面からも伝わってくるのが『イ・サン』の魅力の一つとなっています。