なにもしたくない韓国出演者一覧
なにもしたくないメインキャスト イム・シワンとキム・ソリョン
韓国ドラマ「なにもしたくない」の中心を担うのは、図書館司書アン・デボム役のイム・シワンと、人生ストライキ宣言をしたOLイ・ヨルム役のキム・ソリョンです。
イム・シワンは、元ZE:Aのメンバーとして歌手活動を経て俳優として転身した経歴を持ちます。代表作「ミセン-未生-」で演技力を証明し、「非常宣言」などの映画でも活躍。このドラマでは故郷に戻り、図書館で働く恥ずかしがり屋の青年を演じ、内向的ながらも心優しい魅力を発揮しています。
キム・ソリョン（本名：金雪炫）は、AOAのメンバーとして2012年にデビューしたアイドル出身の女優です。1995年1月3日生まれ、身長167cm、A型。「昼と夜」「私の国」などのドラマで演技力を磨き、2022年10月まではAOAとしても活動していました。
この二人の絶妙なケミストリーが、海辺の小さな町アンゴクを舞台にした癒しのストーリーを紡ぎます。どちらも人生に迷いを抱える20代として、視聴者の共感を呼ぶ等身大の演技を見せています。
なにもしたくない若手キャスト シン・ウンスとパン・ジェミン
次世代を担う若手俳優として注目されるのが、キム・ボム役のシン・ウンスとホ・ジェフン役のパン・ジェミンです。
シン・ウンス（申銀秀）は2002年10月23日生まれ、身長167cm、B型の若手女優です。2016年の映画「隠された時間」でデビューし、「青い海の伝説」「バッドパパ」「模範家族」「輝くウォーターメロン」など数多くの作品に出演。このドラマでは学校よりも図書館を愛し、アルコール依存症の父親を持つ高校生キム・ボム（春という意味）を演じています。
パン・ジェミンは1999年3月26日生まれ、身長180cm、O型の俳優です。YouTube Premium初の韓国オリジナルドラマ「トップマネジメント」でアイドルグループS.O.U.Lのラッパー役を演じ、「私を愛さないXに」にも出演。本作ではアメリカから転校してきてキム・ボムに片思いする高校生ホ・ジェフンを演じ、純粋な恋心を表現しています。
興味深いことに、劇中の登場人物名には季節の意味が込められており、ヨルム（夏）、ボム（春）という名前設定が物語の季節感を演出している点も注目ポイントです。
なにもしたくない制作陣と演出スタッフの豪華顔ぶれ
「なにもしたくない」の制作陣には、韓国ドラマ界の実力派スタッフが結集しています。
演出を手がけるのは、「コーヒープリンス1号店」「恋はチーズ・イン・ザ・トラップ」で知られるイ・ユンジョン監督とホン・ムンピョ監督のダブル演出体制。イ・ユンジョン監督は女性の繊細な心理描写に定評があり、特に「コーヒープリンス1号店」では性別を超えた愛を描いて話題となりました。
脚本もホン・ムンピョとイ・ユンジョンが共同で担当し、監督と脚本家の役割を兼任する珍しいスタイルを採用。これにより、より統一されたビジョンで作品が創られています。
原作はケララングという人気ウェブ漫画で、既に多くのファンを獲得していた作品の映像化という点でも注目を集めました。ウェブ漫画特有の繊細な心理描写や日常の美しさが、実写版でも見事に再現されています。
制作会社はKT StudioGenie Co., Ltd.が担当し、2022年に韓国で放送された全12話の作品として完成。自己最高視聴率は最終回の1.4％を記録しました。
なにもしたくない出演者の隠れた魅力とエピソード
キャスト陣の意外な一面や撮影秘話には、ファンにとって興味深い情報が数多くあります。
キム・ソリョンは元々AOAのビジュアル担当として人気を集めていましたが、演技に本格転向してからは「昼と夜」で見せた二重人格の演技や、「キラーズショッピングリスト」でのコメディ演技など、幅広い表現力を証明しています。楽天VIKIで視聴可能な「キラーズショッピングリスト」は特におすすめの作品とされています。
イム・シワンはアイドル時代とは打って変わって、演技における繊細な表現力で評価を得ています。「ミセン-未生-」では新入社員の等身大の姿を演じ、本作でも内向的な図書館司書という役柄で新たな魅力を開花させました。
シン・ウンスはNetflixオリジナルドラマ「模範家族」での主人公の娘役でも印象を残しており、若手女優としての演技の幅を広げています。2002年生まれという若さながら、2016年から子役として活動しているベテランでもあります。
劇中では犬のキャラクター「ギョウル（冬）」も重要な役割を果たしており、ヨルムが飼うことになるこの犬も実はキャスト陣の癒しの存在として機能しています。
なにもしたくない韓国での反響と日本での放送情報
「なにもしたくない」は韓国では2022年にGenie TVとseeznで同時配信され、日本では2023年1月21日からKNTVで初放送されました。その後、BSフジやTELASAなど複数のプラットフォームで視聴可能となっています。
韓国での視聴率は決して高くはありませんでしたが、ストリーミングサービスでの人気は高く、特に同世代の視聴者から「共感できる」「癒される」といった声が多数寄せられました。現代社会で働く若者の心境を丁寧に描いた点が評価されています。
日本では韓流ファンを中心に話題となり、「人生に疲れた時に見たい作品」として口コミで人気が広がりました。特にコロナ禍を経験した視聴者にとって、「何もしない」ことの価値を再考させる作品として受け止められています。
NBCユニバーサル・エンターテイメントが日本での配給を担当し、公式サイトでも詳細な作品情報を提供しています。タイトルも「なにもしたくない～立ち止まって、恋をして～」として日本向けにアレンジされ、より親しみやすい表現となっています。
このドラマが描く「立ち止まる勇気」というテーマは、忙しい現代社会を生きる多くの人々に新鮮な視点を提供し、キャスト陣の自然な演技がその魅力をより一層引き立てています。