ソンヘギョ イ・ビョンホンの出演作品を魅力でつなぐ
2003年放送の「オールイン 運命の愛」は、実在のギャンブラーの半生がモチーフの名作。イ・ビョンホンがカジノ保安係・キム・イナ役、ソンヘギョがディーラー・ミン・スヨン役で共演し、最高視聴率47.7%を記録。偶然の出会い、数奇な運命、別離と再会、そして恋。脚本はチェ・ワンギュ、韓国ドラマ黎明期の伝説的作品。日本での「冬のソナタ」ブームと双璧をなしたほどの社会現象を起こし、日本で初めて韓流ドラマイベントが東京ドームで開催されるほどイ・ビョンホン、ソンヘギョ人気を決定づけた。ドラマ内の台詞や演出も今なお語り継がれるエピソードに事欠かない。
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イ・ビョンホンは「オールイン」以降、『アイリス』『ミスター・サンシャイン』など大型ドラマ、映画『甘い人生』『王になった男』『白頭山大噴火』で主演級を歴任。既に2000年代からハリウッドデビューを果たし『G.I.ジョー』『RED』『ターミネーター』など世界的作品で活躍。繊細な感情表現と、時に悪役もこなす幅広さも人気。プライベートではソン・ヘギョとの共演・交際も大いに話題となり、韓国俳優としての影響力は一線を画す。「韓流四天王」と称された実力派スターの軌跡に迫る。
ソンヘギョは「秋の童話」「太陽の末裔」「今、別れの途中です」「フルハウス」など、韓国恋愛ドラマの顔ともいえる出演作がずらり。その一方、愛憎・葛藤を描いた「ザ・グローリー」など新境地の社会派復讐劇、映画『僕の、世界の中心は、君だ。』『ファン・ジニ』も必見。叙情と力強さが同居する演技で、アジア全土の女優ファンから支持される不動のトップスター。作品ごとに変化するビジュアルも常に話題に。過去の共演者とのプライベートエピソードや恋愛もスクープされ、常に時代をリードしている女優人生。
「オールイン」は当初の視聴層を越え、日本・アジア全土に韓ドラブームを巻き起こし、「韓流四天王」「韓流ブーム」のキーワードが定着するきっかけに。ソン・ヘギョ作品は「太陽の末裔」等で新たな波を拡大。一方、イ・ビョンホンはハリウッド進出で国際的認知度を高める。二人が出演した一作品だけでなく、各自の出演作品が社会的ムーブメントを巻き起こした背景や、時代・世代による受け止められ方の違いは見逃せない分析ポイント。
参考リンク:韓国ドラマ「オールイン」伝説エピソードや視聴率
実は「オールイン」でソンヘギョの少女時代を演じたハン・ジミンも、この作品を機に国民的人気女優へと躍進。パブリックコメントやメディア取材で「名作への出演が役者人生の転機」と公言。他キャスト(チソン、パク・ソルミなど)も続々と主演級へと成長、業界自体が「オールイン」登場後にキャスティングや脚本力、ロケ規模が一新された…という意外な波及効果も。今や主要キャスト全員が第一線で活躍する稀有な作品。