ソガンジュンの出演作品
ソガンジュンの主演代表作品と魅力
ソガンジュンの代表作品として最も注目されるのが、2018年に放送された「キミはロボット」です。この作品では、心優しいAIロボット「ナム・シンⅢ」と傲慢な財閥後継者シンを一人二役で演じ分け、その演技力の幅広さを見事に証明しました。コン・スンヨンとの胸キュンシーンも話題となり、ファンタジーロマンスの新境地を切り開いた作品として高く評価されています。
2020年に放送された「天気がよければ会いにゆきます」では、パク・ミニョンとの共演で話題になりました。この作品は韓国のベストセラー小説を実写化した恋愛ドラマで、田舎のほのぼのとした街並みで繰り広げられる優しいラブストーリーが多くの視聴者の心を捉えました。ソガンジュンは音楽塾でチェロを教える繊細な男性役を演じ、これまでとは異なる魅力を見せています。
また、2019年の「WATCHER〈ウォッチャー〉不正捜査官たちの真実」では、ハン・ソッキュ、キム・ヒョンジュとの共演で話題になりました。交通課の警察官から不正捜査チームに加わる青年を演じ、無愛想で憎悪や喪失感に満ちた傷を抱えた役柄で、これまでの明るく爽やかなイメージを一新した演技を披露しました。
ソガンジュンの映画出演作品における演技の変遷
映画分野でのソガンジュンの活躍も見逃せません。2015年公開の「ビューティー・インサイド」では、毎朝目を覚ますたびに性別、年齢、国籍も問わず様々な姿に変わってしまうキム・ウジンの一人として出演しました。この作品は123人1役という異色のファンタジーロマンスで、パク・ソジュン、パク・シネ、イ・ドンウク、ユ・ヨンソク、上野樹里など錚々たる俳優陣と共演を果たしています。
2014年の「私の愛、私の花嫁」では、チョ・ジョンソクとシン・ミナの新婚夫婦を描いた作品でミヨンの同僚ジュンスを演じました。結婚に対する理想と現実のギャップを描いたこの作品で、ソガンジュンは脇役ながらも印象的な演技を見せ、映画俳優としての才能を証明しました。
2022年の「ハッピーニューイヤー」では、新年を迎える人々の心温まるストーリーに出演し、幅広い年齢層に愛される俳優としての地位を確立しています。
ソガンジュンの時代劇・史劇作品での圧倒的存在感
ソガンジュンの演技力が最も発揮されるのが時代劇・史劇作品です。2015年に放送された「華政（ファジョン）」では、朝鮮王朝時代を舞台にした大河ドラマに出演し、その存在感で視聴者を魅了しました。この作品は全50話という長編でありながら、ソガンジュンの演技が作品全体の品格を高めていると評価されています。
時代劇での衣装姿も話題となり、韓服を着こなすソガンジュンの美しさは「生きる男神」という称号にふさわしいものでした。特に、複雑な宮中の人間関係や政治的駆け引きを演じる際の表情の変化は、多くの視聴者から絶賛されています。
史劇作品では現代劇とは異なる演技スタイルが要求されますが、ソガンジュンはその要求に見事に応え、時代を超えた普遍的な魅力を持つ俳優であることを証明しました。古典的な美しさと現代的な感性を併せ持つ彼の演技は、史劇ファンからも高く評価されています。
ソガンジュンの初期作品から見る成長過程
ソガンジュンのキャリアを語る上で欠かせないのが、俳優グループ「5urprise（サプライズ）」としてのデビューです。2013年のWebドラマ「放課後サプライズ～ハチャメチャ大作戦」では、5urpriseの5人が主演を務め、個性的なイケメン高校生5人と転校してきた平凡な女子生徒が巻き起こす痛快学園ドラマでした。ソガンジュンはカリスマ溢れる「くじ引き部」のリーダーを演じ、グループアイドルから俳優への転身を印象づけました。
同じく2013年の「怪しい家政婦」は、日本の人気ドラマ「家政婦のミタ」の韓国リメイク版で、ソガンジュンは家政婦が派遣される家の長女の先輩で軽音部のリーダーであるスヒョクを演じました。この作品での演技は、後の代表作への布石となる重要な経験でした。
「禁じられた愛～ハヌルジェの夕暮れ～」では、ベテラン女優ムン・ソリと共演し、親子ほど歳の離れた女性を想い続ける青年ユナを熱演しました。この短編ドラマでの演技は、ソガンジュンの演技の幅広さを示す重要な作品となっています。
ソガンジュンの最新作品と今後の展望について
2023年5月末に兵役軍務を果たし除隊したソガンジュンは、ファンからの復帰作への期待が高まっています。ディズニープラスで配信中の主演作品「グリッド」は、先の読めない展開が魅力のサスペンスドラマとして注目を集めており、除隊後の活動再開を印象づける作品となりました。
「グリッド」では、グリッド事務局捜査官キム・セハを演じ、SFサスペンスという新たなジャンルに挑戦しています。この作品での演技は、ソガンジュンがジャンルを問わず対応できる実力派俳優であることを再確認させるものでした。
2025年には「四季の春」に特別出演することが発表されており、事務所の後輩キム・ソンミンとの再共演も話題となっています。長期間の兵役を経て、より成熟した俳優として戻ってきたソガンジュンの今後の活躍に、ファンだけでなく業界関係者からも大きな期待が寄せられています。
MAN OF CREATIONに所属する俳優として、カン・テオやイ・テファンとともに活動を続けており、今後も多様な作品への出演が予想されます。除隊後の復帰作品選びも慎重に行われており、彼の俳優としてのさらなる成長が期待されています。