ボイス(韓国)の出演者一覧
ボイス(韓国)メインキャストの詳細プロフィール
韓国ドラマ『ボイス~112の奇跡~』のメインキャストを詳しくご紹介します。
参考)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9C%E3%82%A4%E3%82%B9_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)
ム・ジニョク役:チャン・ヒョク
- 生年月日:1976年12月20日
- 出身地:韓国・釜山広域市
- 身長:175cm
- 主な出演作品:『ありがとうございます』『推奴』『根の深い木−世宗大王の誓い−』『IRIS2−アイリス2−:ラスト・ジェネレーション』『運命のように君を愛してる』
チャン・ヒョクは1997年にドラマ『モデル』でデビューし、2010年にはKBS演技大賞の大賞を受賞した実力派俳優です。アクション作品への出演が多い彼にとって、刑事役は初挑戦という意外な事実があります。
参考)https://k-entame.jp/archives/15020
カン・グォンジュ役:イ・ハナ
- 生年月日:1982年9月23日
- 出身地:韓国・ソウル特別市
- 身長:173cm
- 主な出演作品:『恋愛時代』『トリプル』『ナイショの恋していいですか⁉』『優しくない女たち』『太陽の女』
イ・ハナが演じるカン・グォンジュは、普通なら聞こえない微細な音も聞き取れる絶対聴覚の持ち主で、ボイスプロファイラーとして活躍するキャラクターです。
参考)https://sakupi.com/voice_cast/
シム・デシク役:ペク・ソンヒョン
ペク・ソンヒョンはジニョクを慕う弟的存在の刑事として、シーズン1とシーズン4に出演しています。
参考)https://eiga.com/drama/series/Voice_Korea_drama/
ボイス(韓国)各シーズンの出演者変遷
『ボイス』シリーズは4シーズンまで制作されており、各シーズンで新しいキャストが加わっています。
参考)https://kntv.jp/program/kn211001/
シーズン1(2017年)の主要出演者
- オ・ヒョノ役:イェソン(SUPER JUNIOR)
- パク・ウンス役:ソン・ウンソ
- チョン・サンピル役:クォン・ヒョンジュン
- パク・ジュンギ役:キム・ジュンギ
- ク・グァンス役:ソン・ブゴン
- モ・テグ役:キム・ジェウク
シーズン2(2018年)の変更点
シーズン2では主人公が交代し、イ・ジヌクがメイン刑事役を担当しました。また、以下のキャストが新たに加わりました:
参考)https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000010818/
- チャン・ギョンハク役:イ・ヘヨン
- パン・ジェス役:クォン・ユル(猟奇殺人犯)
シーズン3(2019年)の日本ロケ
シーズン3では日本が舞台となり、以下の出演者が追加されました:
- 藤山コウイチ役:イ・ヨンウ
- トモユキ役:イ・テリ
- チョン・チャンス役:テ・ハンホ
シーズン4(2021年)の国際展開
シーズン4では韓国系アメリカ人刑事が主人公として登場しました:
- デリック・チョ役:ソン・スンホン
- ハン・ウジュ役:カン・スンユン(WINNER)
- ヤン・ボクマン役:イ・オル
ボイス(韓国)サポートキャストの重要な役割
メインキャスト以外にも、物語を支える重要なサポートキャストが多数出演しています。
112通報センターメンバー
- パク・ウンス役:ソン・ウンソ(シーズン1-4全出演)
- チョン・サンピル役:クォン・ヒョンジュン(シーズン1、4出演)
ソン・ウンソは5ヶ国語を操る才女という設定で、祖母と妹と一緒に暮らしており、飲食店を経営しているという詳細な背景設定があります。
悪役キャスト
各シーズンには印象的な悪役が登場します。
- ナム・サンテ役:キム・レハ(シーズン1)- 踵を引きずって歩き、顎を鳴らしながら話すという特徴的な演技
- パン・ジェス役:クォン・ユル(シーズン2-3)- 憎しみや怒りを利用して人々を洗脳する猟奇殺人犯
- サーカスマン(シーズン4)- 絶対聴力を持つ連続殺人鬼
ボイス(韓国)出演者の演技アプローチと特徴
『ボイス』の出演者たちは、それぞれ独特の演技アプローチを取っています。
参考)https://kandra.sakura-marche.com/voice/
チャン・ヒョクは妻を失った刑事ム・ジニョクの複雑な心理状態を表現するために、復讐心と正義感の葛藤を繊細に演じています。当初は復讐心に突き動かされた衝動的な行動が目立ちますが、ストーリーが進むにつれて他者への共感が育まれていく成長過程を丁寧に描いています。
イ・ハナが演じるカン・グォンジュは、絶対聴覚という特殊能力と過去のトラウマが複雑に絡み合った役柄です。彼女の能力は時に苦痛でもあり、父親を失った事件によって大きな傷跡となっています。それでも恐れずにその能力を武器として使い、被害者を救うことに注力する強い意志を表現しています。
興味深いのは、イェソン(SUPER JUNIOR)のような K-POPアイドル出身者が本格的な刑事ドラマに出演していることです。彼はホワイトハッカー役として技術的な専門性を要求される演技に挑戦しました。
ボイス(韓国)キャスティング秘話と業界での評価
『ボイス』のキャスティングには興味深い裏話があります。
チャン・ヒョクの刑事役初挑戦は制作陣にとって大きな賭けでした。これまでアクション作品での出演が多かった彼が、心理的な演技を要求される刑事役をどう演じるかが注目されていました。結果的に、彼の物理的なアクション能力と繊細な演技力が組み合わさり、新しい魅力を発見させる結果となりました。
シーズンごとに主演が変わるという珍しい構成も話題になりました。通常の韓国ドラマでは同じ主演でシリーズが続くことが多いのですが、『ボイス』では112通報センターという舞台設定を軸に、異なる刑事とのペアリングを描くことで新鮮さを保っています。
シーズン4でのソン・スンホン起用は、国際的な展開を意識したキャスティングでした。韓国系アメリカ人という設定により、韓国と海外の架け橋的な役割を演じることで、より幅広い視聴者層にアピールすることが狙いでした。
特に注目すべきは、WINNERのカン・スンユンがシーズン4から本格的な演技に挑戦したことです。K-POPアイドルから俳優への転身は韓国エンタテインメント業界でよく見られる現象ですが、サスペンス・クライムドラマでの起用は彼の新たな可能性を示すものでした。
参考)https://kdramas.web.fc2.com/gtitle/483707962.html
製作陣は各シーズンで「音」をテーマにした演技指導に特に力を入れており、出演者たちは実際の112通報センターでの研修を受けたり、聴覚の専門家からアドバイスを受けたりして役作りに取り組んだと報告されています。
『ボイス』シリーズの成功により、多くの出演者が刑事・サスペンス分野での演技力を認められ、その後の作品でも重要な役割を獲得するきっかけとなりました。特にイ・ハナは本作での演技が評価され、クライム・サスペンス分野での女優としての地位を確立しました。