藤田玲の出演作品一覧
藤田玲のテレビドラマ出演作品と代表的な役柄
藤田玲の俳優としてのキャリアは2003年にテレビ朝日系「仮面ライダー555」の北崎役でスタートしました。しかし、彼の名を広く知らしめたのは、2005年から始まった「牙狼〈GARO〉」シリーズでの涼邑零役でしょう。このシリーズは藤田玲の代表作となり、その後も長く続くフランチャイズの重要な役柄を演じ続けています。
「牙狼〈GARO〉」シリーズでは、2005年から2006年の本編、2006年の「牙狼〈GARO〉スペシャル 白夜の魔獣」、2011年の「牙狼〈GARO〉〜MAKAISENKI〜」と準主役として活躍。2014年には「牙狼〈GARO〉-魔戒ノ花-」にも出演し、2017年の「絶狼〈ZERO〉-DRAGON BLOOD-」では主役を務めました。このシリーズでの彼の演技は、多くのファンから支持を得ています。
他にも2006年のテレビ朝日系「プリンセス・プリンセスD」では四方谷裕史郎役を演じ、2007年の「風魔の小次郎」では壬生攻介役として準主役を務めました。2008年には「RHプラス」で此衣遥役、2009年から2010年にかけてはテレビ東京系「俺たちは天使だ! NO ANGEL NO LUCK」でNAVI/弦巻剛役として準主役を演じています。
2010年代に入ってからも、フジテレビ系「もやしもん」での蒼井役、2013年のNHK「実験刑事トトリ2」での桃井弘実役、2016年のTOKYO MX 2「カフェパラダイス」での青木友宏役など、多彩な役柄を演じてきました。
2020年には、テレビ東京系「おしゃ家ソムリエおしゃ子!」で舞楽ジャック役、MXテレビ「片恋グルメ日記」で曲家りんご役、2021年にはカンテレ Netflix他「小河ドラマ 徳川☆家康」で石田三成役を演じるなど、コンスタントに活躍を続けています。
藤田玲の映画出演作と主演作品の魅力
藤田玲の映画キャリアは、2004年の「渋谷怪談 サッちゃんの都市伝説」第三伝説『あこがれの人』で聡史役を主演として務めたことから始まりました。その後、2007年には「愛しあう事しかできない」で慎役、「Crazy Crow」で森乱丸役(準主役)を演じるなど、着実にフィルモグラフィーを築いていきました。
「牙狼〈GARO〉」シリーズの映画版でも活躍し、2013年の「牙狼〈GARO〉〜蒼哭ノ魔竜〜」、2014年の「絶狼〈ZERO〉-BLACK BLOOD-」では涼邑零役として主演を務めました。2019年には「牙狼〈GARO〉-月虹ノ旅人-」でヨイチ役を演じています。
2017年から2018年にかけては、「ボーダーライン」「ダブルドライブ~狼の掟~」「ダブルドライブ~龍の絆~」で我妻アベル役を演じ、特に「ボーダーライン」と「ダブルドライブ~狼の掟~」では主演を務めました。これらの作品は、自動車整備工場で働く元不良の我妻アベルが、悪友との再会を機に運命を大きく狂わせていくさまを描いたクライムカーアクションで、藤田玲のアクション演技が光る作品となっています。
2020年には「八王子ゾンビーズ」で琉斗役、2021年と2022年には「MANKAI MOVIE『A3!』〜Spring & Summer〜」と「MANKAI MOVIE『A3!』〜Autumn & Winter〜」で古市左京役を演じました。2022年には「アウトロダブル」で再び我妻アベル役を主演として演じ、アクションシリーズの完結編を飾りました。
2025年には「MANKAI STAGE『A3!』~Four Seasons LIVE 2024~ -Cinema Edition-」の公開が予定されており、引き続き古市左京役を演じることになっています。
藤田玲の映画作品の魅力は、アクションシーンでの身体能力の高さと、繊細な感情表現を両立させた演技にあります。特にアウトロー役を演じる際の、荒々しさと内面の脆さを表現する演技は高く評価されています。
藤田玲の舞台出演歴とミュージカル作品での活躍
藤田玲は映像作品だけでなく、舞台俳優としても精力的に活動しています。彼の舞台キャリアは多岐にわたり、特にミュージカル作品での活躍が目立ちます。
代表的な舞台作品として、「ミュージカル「レ・ミゼラブル」」への出演があります。また、2011年9月には舞台「愛が殺せとささやいた」で鶴田幸一郎役として準主役を務め、同年10月から11月にかけてはロックミュージカル「ROCK OF AGES/ロック・オブ・エイジズ」でフランツ・クライマン役を演じました。
2012年には舞台「裁判長!ここは懲役4年でどうすか」シリーズに出演し、2016年の再演では橘秋介役を演じています。同年には朗読劇「ユンカース・カム・ヒア」でユンカース役、舞台「マグダラなマリア」ではロドリゴ・デ・ラ・ローサ役を務めました。
「Club SLAZY」シリーズでは、2013年から2016年にかけて複数の公演でOdds役を演じ続け、ファンからの支持を集めました。2014年には「メサイア -白銀ノ章-」で評議会・御伯役、アメスタweb朗読劇「5 year after」で25歳役を演じています。
2018年には「八王子ゾンビーズ」で琉斗役、配信朗読劇「予告犯」でカンサイ役を演じ、2019年にはRock Opera『R&J』でティボルト役、『Dear my パパ』で観音崎ジェイコブはじめ役を務めました。
2021年には「ミュージカル『IF/THEN』」でデイビッド役を予定していましたが、新型コロナウイルスの影響により全公演が中止となりました。同年、『錦田警部はどろぼうがお好き』で錦田警部役、「てれびのおばけ」に出演、ミュージカル『憂国のモリアーティ』でチャールズ・オーガスタス・ミルヴァートン役、朗読劇「ラストダンスは私に」で越路吹雪夫役を演じました。
2022年には「BANANA FISH」THE STAGE -後編でブランカ役、「next to normal」でドクター・マッデン役、舞台「呪術廻戦」で夏油傑役を演じるなど、人気作品への出演が続いています。
2023年から2025年にかけては「ACT2!」シリーズや「Four Seasons LIVE 2024」、「ACT3! 〜2025〜」などの公演が予定されており、舞台俳優としての活動も精力的に続けています。
藤田玲の舞台での魅力は、その歌唱力と表現力の高さにあります。ミュージカル作品では、俳優としての演技力だけでなく、ミュージシャンとしての才能も発揮し、観客を魅了しています。
藤田玲の音楽活動とアーティストとしての一面
藤田玲は俳優としての活動だけでなく、ミュージシャンとしても才能を発揮しています。2011年12月14日にはソロアルバム「TROIS」をEpic Records Japanからリリースしました。
また、俳優活動の一環として、出演作品のキャラクターソングも多数歌っています。「牙狼(GARO)〜僕が愛を伝えてゆく〜」(2006年7月)、「赤いバラ」(2006年11月)は、GARO Projectからリリースされた楽曲です。
「Treasure」(2006年8月)では姫:鎌苅健太、藤田玲、佐藤健として、「Raindrops」(2006年11月)では四方谷裕史郎:藤田玲として歌唱を担当しました。2007年12月には「氷葬 Hoarfrost」を壬生攻介:藤田玲として歌っています。
2014年4月には「CLUB Slazy2」のサウンドトラックで「Theme of SLAZY」「DRUG」「Peeps Gospel」「AtoZ」計4曲をOdds:藤田玲として歌唱しています。
さらに、DUSTZというバンドでの活動も行っており、様々なチャリティーイベントに参加してきました。「LFJT presents DUSTZ Birthlive!」(Lycée+Ray主催)、「L&P」(DUSTZ主催)、「Save Japan!」(東日本大震災復興チャリティ-)、「Stand UP↑ Japan!」(西川貴教主催)、「Show your heart!」(GACKT主催)、「Child Aid Live児童虐待防止キャンペーン」(TMN木根尚登主催)などのイベントに出演しています。
藤田玲の音楽活動の特徴は、俳優としての表現力を活かした感情豊かな歌唱にあります。特にロックテイストの楽曲では、その力強い声量と表現力で聴く者を引き込みます。また、作曲も手がけており、2008年には「Over Drive」の大和武のキャラクターソング「Little wings fly high」の作曲を担当しています。
藤田玲の知られざる多才な一面とファンとの交流
藤田玲は俳優、ミュージシャンとしての活動が広く知られていますが、実は多才な一面を持っています。彼のプロフィールによると、俳優、歌手、MCとしての活動に加え、アパレルデザイナーとしても活動しています。
学歴も特筆すべき点で、リセ・フランコ-ジャポネ・ド・東京から堀越高等学校に転校し卒業。その後、青山学院大学文学部第二部英米文学科に通っていましたが、中退しています。フランス系の学校に通っていた経験は、彼の国際的な視野を広げる一因となったと考えられます。
また、藤田玲は2003年から活動を開始し、現在も精力的に活動を続けています。2025年4月28日現在で36歳となる藤田玲ですが、10代の頃から20年以上にわたって芸能界で活躍し続けている点は、その実力と人気を物語っています。
ファンとの交流も積極的に行っており、公式ファンクラブを通じて情報発信を行っています。特に舞台公演後のファンとの交流イベントなどでは、気さくな人柄で多くのファンを魅了しています。
藤田玲の魅力は、その多才さと継続的な自己成長にあります。俳優としてのキャリアを積みながらも、ミュージシャン、デザイナーなど様々な分野に挑戦し続ける姿勢は、多くのファンに刺激と勇気を与えています。
また、2.5次元舞台から本格的なミュージカルまで幅広いジャンルの舞台に出演し、その度に新たな挑戦を続けている点も、彼の芸術家としての真摯な姿勢を表しています。
藤田玲の今後の活動にも注目が集まっており、2025年には「MANKAI STAGE『A3!』~Four Seasons LIVE 2024~ -Cinema Edition-」の公開や「ACT3! 〜2025〜」の公演が予定されています。これからも様々なジャンルで活躍する藤田玲の姿を見ることができるでしょう。
藤田玲のキャリアは、多様性と挑戦の連続です。テレビドラマ、映画、舞台、音楽と、あらゆるエンターテイメントの分野で才能を発揮し続ける彼の姿は、多くのファンに感動と勇気を与え続けています。これからも新たな挑戦を続ける藤田玲の活躍に、ますます期待が高まります。